通訳では英語を捨てる?!

全国通訳案内士試験の二次口述の課題「外国語訳」(通訳)は、簡単そうで実は極めて難度が高い、ということを実感されている方は多いかと思います。

一見簡単そうに思えるのは、通訳を中学・高校の「英作文」と混同してしまうからです。

学習者が英語学習目的で行う「英作文」と、プロがサービスとして行う「通訳」とでは、雲泥の差があることは、考えてみれば当たり前です。

このあたりのことは、書籍『逐次通訳七番勝負!』と「二次口述特別動画セミナー」で、私は詳しく説明しています。

さて、この難しい「通訳」のやり方ですが、昨年の合格者で、大倉さんといわれる方が、学習者の立場から興味深い視点を発信されているので、ご紹介したいと思います。

コツの1つめは、「日英通訳の聞き取りにおいては、英語のことは考えない」ということです。

大倉さんのnote
「全国通訳案内士」試験 合格への道のり~(16) 2次「外国語訳」は過去問全問でリテンション力を特訓」

また、この記事の中で、大倉さんは「苦手だった「外国語訳」問題対策は、最後は結局「過去問全問マスター」という力業となってしまった」と述べられています。

過去問の通訳問題を全部やった、といわれているのは、これは「PEP動画ホーダイ」を利用して演習をされたことを指しています。

この部分は、自戒ぎみに言われていますが、私は通訳の「力技」学習は、正しい、と思っています。

なぜなら、通訳は「アウトプット型」の課題だからです。通訳の原理(「二次口述特別動画セミナー」で解説しています。YouTubeで一部無料公開中)を最初に頭に入れたら、あとは演習量がモノを言います。

通訳学習をするのに、単語の暗記から始めてはダメです。まず通訳の原理を理解したら、それに沿って演習を重ねるべきです。具体的には、とにかく「聞き取り能力」を鍛えます。

学習者の視点からの通訳のコツの紹介は、現在、合格を目指されている方の参考になると思います。

大倉さんの合格体験記
「日本語で話せることなら英語で話せる」と不動の自信を得て合格!

大倉さんの合格インタビュー動画

▶PEPニュース
・二次口述対策は「特別動画セミナー」をどうぞ。二次口述対策の要素を全て学べます。
HP概要ページ

・通訳の過去問全部、新作予想問題、プラスアルファ、1日あたり100円で学べます。「PEP動画ホーダイ」がお勧めです!