過去問の学習法

全国通訳案内士試験に限らず、およそ試験と名の付くものでは、過去問が繰り返し出題されます。

出題者は、なぜ同じ問題を出すのか?それは、試験には一定のコンセプトがあり、それを毎年、一定に保つ必要があるからです。

つまり、一定の結果を一定して得る(一定のレベルの実力者を一定して合格者とする=年度ごとに合格者の実力が開くことがないようにする)ためには、試験内容は一定にする必要があるからです。

よって、試験攻略法で最も必要、有効、適切なのは過去問研究です。これは普遍の鉄則です。受験勉強の「王道」と言ってよいでしょう。

過去問を研究せずに試験を受けるのは、就職の面接に行くのに、その会社が何を売っている会社か調べずに行くようなものです。

司法試験や東大の入学試験など、人生をかけて挑む最難関の試験に合格する人は、皆、過去問重視です。過去問を昭和時代にまで遡って集め、これを解きまくるそうです。

全国通訳案内士試験は、最終合格率が8.5%、最難関の試験の1つです(ちなみに単純な比較はできないものの、司法試験の合格率は約40%)。

全国通訳案内士試験に挑戦しようとされる方々のパッションは、司法試験や東大の受験者と何ら変わりがない、と私は思います。

では、全国通訳案内士試験二次口述の過去問はどうやって研究すればよいでしょうか。

司法試験や東大入試は筆記試験なので、過去問を解き、答え合わせをし、間違えた部分を反省し、再度解く。普遍的な情報は暗記する、という作業を繰り返せばOKです。

しかし、二次口述の対策はインプットに加えてアウトプットの側面が大きくなります。課題ごとに考えてみましょう。

基本となる教材は書籍『二次口述過去問詳解』の各年度版になります。2013年度に同試験が大幅にリニューアルされ、二次口述が現在の形になって以来、毎年刊行されています。

1.プレゼンテーション課題
プレゼンは、大量の知識のインプットが前提になる課題です。『過去問詳解』を読み込み、「守破離」の順番で演習を重ねます。詳しいやり方については、「二次口述特別動画セミナー」第6、7講で詳しく説明しています。

2.通訳課題(外国語訳課題)
通訳は、アウトプットが重視される課題です。よって、本を読んでインプットするよりも、実際に音声による通訳を演習してみる、というのが最善です。本は、演習後に確認・答え合わせをするのに利用するのがよいでしょう。

過去問を音声によって通訳演習を独習するために最適の教材が、動画「逐次通訳過去問勝負!」の各年度版です。DVDの買い切り版もありますが、1日あたり100円で見放題の動画サブスク「PEP動画ホーダイ」がお得です。

ただ、通訳演習には大前提があります。それは、「そもそも通訳とは何か」を理解していることです。これは書籍『逐次通訳七番勝負!』「二次口述特別動画セミナー」で解説しています。

YouTubeで講義を一部公開しました。

3.実務質疑課題
実務質疑課題は、最もアウトプットが重視されます。『過去問詳解』で出題の趣旨と傾向を掴んだ上で、予備校の模擬面接等で演習するとよいでしょう。

YouTube講義もお勧めです。


4.その他
過去問をインプットしていくと、必要な英単語も自然にインプットできます。
ただ、そうした単語をまとめて勉強したい、というような場合にお勧めなのが、PEPの「たんご3兄弟」です。

①書籍『日本事象英単語帳』、②無料教材「PEP単語カード」、③動画教材「クイックレスポンス単語テスト(QRT)」、のことです。

 

 

▶PEPニュース
・『2021全国通訳案内士試験二次口述過去問詳解(上)』、現在、在庫切れです。再入荷は9/21(水)の予定。注文は受け付けております。入荷次第順次発送いたします。

・お問い合わせ多数!『2021過去問詳解(下)』は、10月中旬リリース予定です。杉森が鋭意作成中!

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