サウンド・オブ・サイレンス②

先日(10/9)の記事「サウンド・オブ・サイレンス」において、修辞法の一であるオクシモロン(撞着語法)の話を取り上げました。今日は、この際、私が出したクイズの答を発表します。

まず、問題は、2022年度の全国通訳案内士試験二次口述プレゼンテーション課題に出された下のトピックのうち、私が解答例として書いたモデル・プレゼンテーションにおいて、この「サウンド・オブ・サイレンス」が登場するものはどれか、というものでした。

(1)恵方巻 (2)中華街 (3)床の間 (4)白河の関 (5)鯛焼き (6)グランピング (7)秋田竿燈まつり (8)借景 (9)赤飯 (10)杉玉 (11)小笠原諸島 (12)セルフレジ (13)麹 (14)山寺 (15)一人カラオケ (16)大安吉日 (17)うどん (18)豊洲市場

・掲載『モデル・プレゼンテーション集 過去問編18

 

正解は、(14)山寺、です。

山寺(立石寺)といえば、有名な芭蕉の句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」です。この句は、「蝉の声」が聞こえる状況を「閑さや」と詠んでいるから、これが「サウンド・オブ・サイレンス」、というわけですね。

“Such stillness–seeping into the rocks is the voice of cicadas.”  Depicting the voice of cicadas as a sound of science, this haiku is considered one of his best works.

(この句は、蝉の声を「サウンド・オブ・サイレンス」(静寂の音)と捉えるものであり、芭蕉の作品の中でも最も俊逸なものの1つとされています)

(引用『モデル・プレゼンテーション集 過去問編18』P.51~)

 

では、ここでもう1つクイズです。

私は、この「サウンド・オブ・サイレンス」を別のお題のモデル・プレゼンテーションでも用いています(笑)。それは、次のうち、どれでしょうか。これらのトピックは、過去2回出題されている25題で、今後の再出題可能性が高いものです。

里山(2019、2021)、流鏑馬(2018、2021)、鳥居(2018、2021)、鎖国(2014、2020)、除夜の鐘(2018、2020)、おでん(2015、2019)、桃の節句(ひなまつり)(2016、2019)、千羽鶴(2017、2019)、カプセルホテル(2015、2019)、渋谷スクランブル交差点(2015、2018)、鹿威し(2015、2018)、打ち水(2015、2018)、絵馬(2013、2017)、日本の城(2015、2016)、初詣(2014、2016)、厄年(2014、2016)、東海道五十三次(2014、2015)、計画運休(2019、2022)、中山道(2015、2022)、門松(2017、2022)、なまはげ(2015、2022)、恵方巻(2015、2022)、鯛焼き(2019、2022)、(秋田)竿燈まつり(2019、2022)、杉玉(2018、2022)

 

正解発表は、また日を改めて。