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新教材ができました。その名も「逐次通訳『往復』勝負!」。逐次通訳演習用の動画教材「逐次通訳勝負!シリーズ」の新ラインナップです。

仕様は、これまでの同シリーズの動画と基本的には同じですが、新しいアイディアが組み込まれています。一番大きな違いは、同一内容の文章を「日⇒英」と「英⇒日」の双方向から訳す、ということをコンセプトにしている点です。

全国通訳案内士試験二次口述で出される課題は「日⇒英」の通訳であり、逆方向の「英⇒日」は含まれていません。しかし、あえて「英⇒日」をも行うことで、語彙・表現のインプット効果を狙っています。

通訳という課題は、基本的にはアウトプットです。通訳理論について理解ができた後は、ひたすら演習をすることが大切です。

「訳せない」という人の訳せない原因は、多くの場合、リスニング、リテンション、といった「日本語の部分」ができないことが多く、かつ、このことに気付いていないことがしばしばです。

ところが、こういった人たちは「まずは英単語を覚えないとダメだ」と、インプットの方向へ走ってしまいます。これは実は、間違った勉強法です。こういう場合は、まず日本語で「リテンション・リプロダクション」の演習を行うべきなのです。

この辺の事情については、「二次口述特別動画セミナー」の通訳編で詳しく解説しています。

    

ただ、この「リテンション・リプロダクション」が十分にできる段階に至ると、そこから先は、いろいろな語彙・表現を知ることにより、通訳が楽にかつ高いクオリティで行えるようになります。

つまり、通訳学習の順番は、①通訳理論の理解⇒②アウトプット(通訳演習、リプロダクション演習)⇒③インプット(語彙・表現の増強)、が正しい、ということになります。

新教材「逐次通訳『往復』勝負!」は、アウトプットと同時にインプットを狙っていますから、対象とする学習者は、③の段階に至った中上級者、ということになります。

「逐次通訳『往復』勝負!」は、学習動画サブスク「PEP動画ホーダイ」のオリジナルコンテンツです。すでに購読されている方は、いつも通りマイアカウントにログインすれば、そのまま視聴することができます。追加料金ももちろん不要です。

なお、DVDでの販売は現在予定がありません。

ただ、YouTubeには無料サンプルを時折出していく予定です。今回も、「日⇒英①」「英⇒日①」の1セットを公開しました。

▶PEPニュース
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