全国通訳案内士試験二次口述プレゼン課題の基本として私が提唱しているのが「タイマー音読」です。
出来合いの『モデル・プレゼンテーション』を専用の2分タイマーをかけながら音読する、という単純なエクササイズですが、実はここには非常にたくさんの要素が詰め込まれています。
(1)スピーチの三段構造の体得
⇒スピーチは「導入・本体・結論」の三段構造をしています、という理屈は頭でわかっていただけではダメです。内容と分量感覚と共に「体で覚える」必要があります。タイマー音読は、この目的のため、初心者にとって最良の手段です。
(2)知識・語彙のインプット
⇒プレゼンには、知識とそれを説明する英語の語彙・表現が必要です。これを音読することで覚えます。
(3)2分の時間間隔の体得
⇒この課題には時間制限「2分」が設定されています。これを時計を見ずに守るためには、「2分」の感覚を体に覚えさせる必要があります。これができるようになるためには、単純に繰り返すことが必要・有効・適切です。そのための演習方法としてタイマー音読は合理的です。
(4)発音・発生の練習
⇒我々の多くは、日本語でも英語でも、一般にパブリックスピーキングに慣れていません。特に英語は、一般的に日本人にとっては「机でするお勉強」です。また、英語には日本語と違う発音や発声法があり、これを体得する必要があります。音声面を練習するなら、通訳ガイド試験の内容と同時に行うのが合理的です。だからタイマー音読なのです。
この効果が得られる、ということは、逆に言えば、タイマー音読は上の事項を意識しながら行わなければならない、ということになります。
このようにたったの2分で多くの成果を得るためには、道具が揃っていることが必要です。
すなわち、(1)使いやすい専用タイマー、(2)高品質で試験の傾向にピッタリと合ったモデル・プレゼンテーション、の2つが必要なのです。
PEP英語学校では、この2つとも、無料で提供しています。
ドリル式 モデル・プレゼンテーションBest集 Vol.3(全国通訳案内士試験二次口述対策)
さあ、もう「タイマー音読」をやらない理由はないのではないでしょうか。
詳しい理論については、「二次口述特別動画セミナー」でお話ししています。
受講お申込みはこちらからどうぞ。