全国通訳案内士試験二次口述で問われる「通訳課題」は、2013年度に初めて導入されました。これは史上初めて公的な英語試験で「通訳」が問われた、という画期的な出来事です。
この歴史の浅さゆえ、通訳の指導法についていろいろ誤った情報が巷に溢れています。次のようなものです。
1.通訳ではメモを取ることが大切である
⇒違います。重要なのはリテンション(原情報を頭に入れる)です。
2.通訳では笑顔とアイコンタクト、最後には「Thank you」とお礼を言うことを忘れずに
⇒違います。通訳とは、コミュニケーションの要素のうち「言語」だけを代替するサービスであり、笑顔やアイコンタクトといった「非言語」は含まれません。また、通訳は、原話者が言った内容を過不足なく別の言語で伝える行為であり、原話者が「ありがとう」と言っていないのに通訳者が「Thank you」と言うのは不適切です。
3.ガイド試験の「通訳」(外国語訳)では、プロの通訳者のような訳が求められているわけではないから、内容的には7割程度訳せればそれでOKで、あとは愛嬌・おもてなしが大切
⇒違います。ガイド試験の「通訳」(外国語訳)で求められているのは、あきらかに「通訳」であり、その「通訳」に種類などありません。ガイドラインに「7割」と書いてあるのは、合格ラインのことを言っているにすぎず、満点として想定されているのはあくまで「10割」の訳です。採点の対象は通訳の技術であり、愛嬌・おもてなしは関係ありません。
では、正しい学習法は?
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