歴史の長さと人生の長さ2

私の母方は福岡県ですが、父方は大分県日田市です。父方の祖父母は、共に養子でした。

祖父は1885年生まれ。西郷隆盛が死んだ西南戦争が1877年ですから、それから8年しか経っていない頃です。

祖父の名前をデジタル国会図書館で調べてみると、「大分縣教育會編纂 大分縣學事關係職員録」(大正十一年)という文書に「北小野尋常高等小學」の校長先生として出てきました。

祖母の記録は見つからなかったのですが、父からは、祖母も教師であったと聞いています。あの時代の女性教師は、田舎では結構インテリの部類であったようです。

そういえば、父の兄弟も、教師ないし会社経営者、農家、などが多く、いわゆる「普通のサラリーマン」がいないようです。父は一応サラリーマンではありましたが、マスコミ業界であり、毎日決まった時間に出勤するサラリーマンとは少し異なっていました。

私が紆余曲折の後、結局、自分の英語学校を作り、そこの先生になったのは、父方の血のせいなのかもしれません。