九州旅行失敗談その3

太宰府天満宮の近くにある観光スポットの1つに、九州国立博物館があります。

九州国立博物館は、2005年に4番目の国立博物館として開館しました。他の国立博物館(東京国立博物館・奈良国立博物館・京都国立博物館)は、すでに100年以上の歴史があります。

 

他の国立博物館は美術系博物館ですが、九州国立博物館は、九州がアジアと深い関係を持っていることから「日本文化の成り立ちをアジア史的観点から捉える博物館」をコンセプトにした歴史系博物館です。

原始時代から現代までの日本史の流れが掴めるように工夫された展示が印象的でした。

 

この博物館は、写真撮影がOKの博物館です。

私が入館の際も「写真を撮ってどんどんSNSに上げてください」とむしろ写真撮影を奨励されました。

ただ、自撮り棒については、ビニール袋を手渡され、「この袋に収まる範囲の長さにしてください」と係員の人に言われました。私はそれを守り、撮影をしていました。

さて、私の失敗談ですが、この博物館のポリシーは「写真撮影はOKだが、動画撮影はNG」というもので、その旨、書面の隅に書いてあったのですが、私はそれに気が付かず、動画を撮影してしまい、係員の人から注意を受けてしまった、というものです。撮った動画はその場で削除させられました。

おそらく、このポリシーの理由は、写真なら一瞬で撮ることができるが、動画の場合は立ち止まって撮ることになり、それが他の来場者の迷惑になる、ということだと思われます。

私が来場したときは、館内はガラガラであり、動画を撮ったところで事実上、誰にも迷惑がかかるような状況ではありませんでした(ゆえに私も気が付かなかった)。ただ、だからといって、ルール違反を許しては、秩序が保たれない、ということですね。

入館時の口頭でのインストラクションの中に「動画はNGです」というものが入っていれば、私もルールを認識できたのですが、上述のように口頭でのインストラクションは「写真は大いにOK。ただし自撮り棒は制限付き」であり、私はこの2つさえ守っていれば撮影OK、と思ってしまいました。ところが「動画NG」という第3のルールが別途書面に書いてあり、これは私の認識から滑り落ちてしまったのです。

法律の世界には「法の不知は恕せず」という諺があります。

その世界に暮らす以上、ルールを知っておく義務があり、「その決まりがあることを知りませんでした」という言い訳をしても、ルール違反の責任が免除されるわけではない、という意味です。

ただ、複雑なルールを全ての人が知り尽くしている、という状態を作り出すことは、実際にはなかなか困難である、というのも事実です。

通訳ガイドをする人は、こうした点も注意することが必要ですね。