出題分析2

先日、本年度の全国通訳案内士試験二次口述の出題一覧表ができて、プレゼン課題における過去問の再出題数が全部で14題、と過去最高になった旨、ご紹介いたしました。

この再出題分を黄色でハイライトしてみると、下のようになります。いかにたくさん過去問から再出題されているか、受験において過去問研究がいかに大事か、がハッキリとします。ほとんどの問題組に、過去問が1問ないし2問含まれていることがわかります。

上記の再出題トピックのうち、桃の節句、厄年、は3度目の出題であり、私が本年度の「二次口述特別動画セミナー」の「第8講 出題予想」において、最重要としておいたものです。

その余の12題は、2度目の出題です。そして、これまで3回出されていたものが4回目、という例は、今年もありませんでした。

これにより、プレゼン課題における過去問の再出題数は、カテゴリー別に以下のようになりました。

▶カテゴリー①:3回出題されているもの(9題)
彼岸(2015、2018、2021)、高野山(2014、2016、2020)、明治維新(19世紀の日本の歴史的出来事)(2013、2014、2019)、風鈴(2014、2015、2019)、漆器(漆塗り)(2015、2016、2022)、道の駅(2015、2019、2022)、桃の節句(ひなまつり)(2016、2019、2023)、厄年(2014、2016、2023)

▶カテゴリー②:2回出題されているもの(34題)
里山(2019、2021)、流鏑馬(2018、2021)、鳥居(2018、2021)、鎖国(2014、2020)、除夜の鐘(2018、2020)、おでん(2015、2019)、千羽鶴(2017、2019)、カプセルホテル(2015、2019)、渋谷スクランブル交差点(2015、2018)、鹿威し(2015、2018)、打ち水(2015、2018)、絵馬(2013、2017)、日本の城(2015、2016)、初詣(2014、2016)、東海道五十三次(2014、2015)、計画運休(2019、2022)、中山道(2015、2022)、門松(2017、2022)、なまはげ(2015、2022)、恵方巻(2015、2022)、鯛焼き(2019、2022)、(秋田)竿燈まつり(2019、2022)、杉玉(2018、2022)、合気道(2016、2023)、盆踊り(2018、2023)、もんじゃ焼き(2018、2023)、熊野古道(2020、2023)、桜前線(2017、2023)、風呂敷(2017、2023)、元号(2016、2023)、国立西洋美術館(2016、2023)、小倉百人一首(2020、2023)、琵琶湖(2018、2023)、日本の国立公園(2016、2023)、コミックマーケット(2017、2023)

上記の合計43題に加え、カテゴリー③として「1回出題されているもののうち、普遍的なもの」が、今後要注意のトピックといえるでしょう。