モデルプレゼンと著述業

このたび新刊書『モデル・プレゼンテーション集 過去問編⑰』がリリースの運びとなりました。

掲載トピック
1. 計画運休 2. 鳴門海峡 3. お守り 4. 接客ロボット 5. 中山道 6. 門松
7. 金の鯱(シャチホコ) 8. 海女さん 9. わさび 10. 線状降水帯 11. 漆塗り 12. 道の駅
13. 西九州新幹線 14. なまはげ 15. 俳句 16. 佐渡金山 17. 古民家 18. おみくじ

全国通訳案内士試験二次口述のプレゼンテーションの解答例を私が書き始めて、今年でちょうど10年になります。この間、書き上げたプレゼンの数は400本以上。今年も楽しいプレゼンができあがりました。

『モデル・プレゼンテーション集』掲載の各プレゼンは「観光視点、2分間」という試験の要件を守ることを旨としています。

しかし、教科書的、無機質な内容ではありません。というよりも、無機質にしようとしてもできません。やっぱり「文章を書く」という行為は、どうしてもその筆者のキャラクターというものが出てしまうものですね。

言葉は、それを発する人の分身だとすれば、できるだけ良いものにしたい、という気持ちが働きます。だから、Chat-GPTがいくら進化しようと、それは道具の進歩に過ぎず、人が自分の名で重要な文章を書く場合、機械に任せっぱなしとはならない。著作業という仕事が絶滅することはない、と私は思います。

シリーズ『モデル・プレゼンテーション集』掲載のプレゼンは、英文も和訳文も、自然かつ的確で格調高いものを目指しています。また、内容的にも大人の知的好奇心を満たせる、読者に「読んで得した」と思ってもらえるような話題を取り込むようにしています。

最初に作られた『モデル・プレゼンテーション集』(2014年6月刊行)

表紙のデザインも、現在に至るまで私が担当しています。

執筆において、私はまずテーマにつき情報を集め、アイディアを練ります。次に英文から書きます。英文は優秀なネイティブ校正を経ます。その上で、和訳を作成します。

執筆につき読み込んだ資料を見せびらかす「脱稿の儀式」

校正を依頼しているネイティブは、職人気質な人で、結構私の書いたものに辛辣なコメントをくれることもある人なのですが、今回の『モデル・プレゼンテーション集 過去問編17』掲載の「15. 俳句」につき、「この話は面白い!」と褒めてくれました(笑)。

こうして出来上がる同シリーズは、おかげさまで好評をいただいています。「実務でも役立つ」として合格後もご購入いただくコアなファンも多くおられます。

ご愛顧ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

正式販売に先立ちまして、本日より1週間メルマガ読者限定で先行予約販売(特別価格で1,800円、定価2,700円です)を行います(6/9終了)。ご希望の方は、6/2金~6/9金の間に配信されるメルマガに返信する形で、お申し込みください。メルマガ未購読の方は、こちらからご登録ください。上記期間中、毎日、メルマガを配信する予定ですので、それらの中にご案内があります(登録直後に届く、特典教材お届けの自動返信メールにはこのご案内は含まれておりませんので、ご注意ください)。

予約販売の後は、従前どおりオンラインストアやアマゾンでの定価販売といたします。