通訳の制限時間

2022年度全国通訳案内士試験二次口述(12/11)まで、今日を含み、あと27日です。

ご存知の通り、二次口述の課題には通訳(外国語訳)があり、これには訳出につき時間制限が設けられています。

この時間制限は試験の要件であり、時間制限を超えた分は、どんな良い訳でも採点の対象外となります。よって受験者は、時間要件を厳しく守る必要があります。

ただ、『2021全国通訳案内士試験二次口述過去問詳解(上)』を読まれている方はご存知の通り、受験者のレポートによると、訳出の制限時間は「1分以内」という場合と、「1分半以内」という場合の2種類があるようです。試験官や問題によって、異なるようです。

公平性の観点からは、統一すべきと思われますが、そもそも問題文の長さにも違いがある(毎年、12種類の問題が作られている)という事情もあり、試験官の裁量に任されているようです。

受験者の準備としては、どの問題でも短い方(1分)を基準にする、というのが正しい方法です。

通訳の時間は、原スピーチの1.5倍で計算するのがスタンダードです。

『過去問詳解』とストップウォッチを使って、問題文を自分で読み上げてみると分かりますが、日本語の問題文を読み上げるのにかかる時間は、20秒~30秒程度です。そうすると、1分は訳出のために十分な時間であり、無理な注文ではないことが分かります。

※練習用にストップウォッチも1つ持っておくとよいでしょう。私が使っているのがこれ。安くて使いやすいです。音が消せるのも大切な点です。


制限時間を守るために、速く話す必要はありません。これも、ストップウォッチを使って『過去問詳解』の英訳例を音読してみればわかります。

必要なのは次の3つです。

(1)読上げ終了後、「直ちに」訳出を開始する(読上げ終了後、10数秒も経ってから話し始める方は、その前段階である「聞き取り」ができていない可能性が高い。通訳は「聴く」が基本です)

(2)ゆっくりでいいので、よどみなく話す(止まったり言い直したりすることをできるだけ避ける)

(3)問題1つにつき、止まったり言い直したりするのは最大2回までにする(3回以上止まると間に合わなくなります。なお、1度でも止まった場合は、その後を急ぐ《速く話す》必要があります)

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