語彙活してますか?(1)

全国通訳案内士試験合格者の皆さんが「合格体験記」の中で「使ってよかった教材」として挙げるものの1つに、「クイック・レスポンス単語テスト(QRT)があります。

この教材のコンセプトは、「単純な名詞」を覚えることです。

「単純な名詞」とは、「知っているか知らないか、だけで勝負が決まる単語」「日本語と英語が一対一で対応しており、言い換えが利かない単語」のことです。

すなわち、魚の名前、花の名前、果物の名前、専門用語、社会科用語、などです。

たとえば、目の前にちょっと珍しい果物ジュースがあったとします。

そこでその場の外国人があなたに「What fruit juice is this?」(これは何の果物ジュースですか)と尋ねてきます。

このジュースは、実は枇杷(びわ)のジュースです。

あなたは、目の前にあるのが枇杷ジュースであることを知っています。しかし、これを英語で伝えるのは、「枇杷」を英語で何というか、その該当する英単語を知らない限り、どんな天才でも不可能です。

逆に「枇杷」=loquat ということを知ってさえいれば、幼稚園児でも「It’s loquat juice!」と容易に答えることができます。

このようにたまたまある単語を知っているか否か、で満点かゼロ点か、が決まってしまうことがあります。

こうした場合、「満点」のチャンスを最大化し、「ゼロ点」の危険を最小化する。これが「単純な名詞」を覚える意義です。

こうした語彙を増やすには、コツコツと日々努力するしかありません。

しかし、単語暗記ばかりに時間をかけすぎるわけにもいかない。

そこで、学習者が時間を節約して学べるように、綿密に設計された教材が有効です。

教材は綿密に作り上げられていますが、その教材で学習者がやることは単純で短時間になるように設計されています。

--極めて単純、極めて有効、毎日5分の語彙習慣--

 

同様のコンセプトの教材が、書籍『日本事象英単語帳』「PEP単語カード」(QRTと合わせて「たんご三兄弟」)です。

こちらは「スキマ時間の有効活用」がテーマになっています。つまり、教材が携帯しやすいように設計されています。

ポケットに気軽に入れておけるため、スーパーのレジの行列に並んで待っている時間などでも、単語学習ができます。