太平洋戦争が終わると、荻外荘の主、近衛文麿はA級戦犯とされ、東京裁判で裁かれることになりました。
しかし、近衛はその前に青酸カリを飲み自決。その自決の場も荻外荘の書斎でした。
その後、一時期、荻外荘には総理大臣の吉田茂が住んだことがあります。
私は、今年の全国通訳案内士試験の一次筆記「一般常識」の出題にこの「荻外荘」が出されるのでは、とヤマを張っています。
もちろん、ヤマに過ぎませんから、当たる確率はそれほど多くないかもしれません。ただ、この予想には次のような理由があります。
(1)今年が太平洋戦争終了80年、昭和100年の区切りであり、激動の昭和史関連の出題が予想されること。また、本試験は暑い夏のさなかに行われ、この時期は日本人にとって「終戦」を思い起こさせること。
(2)荻外荘は、その後、近衛文麿の次男の方が自宅としていたが、約10年前にこの方が亡くなり、以後、杉並区が10年かけて史跡として整備を行ってきて、昨年12月、一般公開が始まった。つまり時事性がある。
(3)昨年度の「一般常識」に「旧岩崎家住宅」が出題されていて、近現代の歴史的人物の旧宅、という点で似ている。
私は、子供の頃から、トータルで40年以上、荻窪近辺に住んでいますが、まだ荻外荘を訪れたことがありません。
近いうちにぜひ行ってみたいと思っています。