本年度の全国通訳案内士試験の願書受付が、いよいよ明日6/2火より開始(予定)です。
事務手続きは早めに済ませて、受験勉強に専念するのがお勧めです。
2020年のコロナ以降、通訳ガイド試験は電子化が進み、現在、出願は電子出願のみです(2019年度までは、オプションで紙出願もありました。隔世の感ですね)。
各種資料もダウンロードが必要になっています。まとめておきます。
① 新ガイドライン(4/7)(JNTO「2025年度全国通訳案内士試験」)
②「観光庁研修テキスト」が改訂(4/7)(JNTO「2025年度全国通訳案内士試験」)
③ 官報公示(4/30)(内閣府「官報」)
④ 試験要領発表(5/23)(JNTO「2025年度全国通訳案内士試験」)
⑤『観光白書』(令和7年度版)発表(5/27)(国土交通省「観光白書」)
(1)これらの資料は、全受験者が、全てダウンロードしておくことをお勧めします。一部の資料は、時間が経つとダウンロード不可になったり、有料になったりしますので、すぐにダウンロードしておきましょう。
(2)① 新ガイドラインにつき、本年度の英語受験者については、大きな変更はありません。PEPブログに新旧の比較がありますので、ご覧ください。
2025ガイドライン変更点(重要)2025年4月8日
(3)②「観光庁研修テキスト」(改訂)は、一次筆記試験の「通訳案内の実務」を受ける方は、必読です。今年からテキストが改訂されましたので、必ず最新版をダウンロードして印刷し、読み込みましょう。
「通訳案内の実務」を受けない方も、ダウンロードし、プリントアウトは手元に置いておきましょう。
(4)③ 官報公示は、内容的に特段の情報はありません。ただ、受験の記録として保存しておくことをお勧めします。来年2月の最終合否発表は、官報で実名と受験番号が掲載されたものが発表されます。合格の記念に官報を保存したい方は、公示の官報もそろえておくとよいと思います。
(5)④ 試験要領は、手続き上、大切です。ただ、内容的に昨年度のものと大きな変更はなく、出願手続き等を無事済ませればOKです。
(6)⑤『観光白書』(令和7年度版)、これが一番大変な資料です。
一次筆記試験の一般常識を受ける方は、必読です。本年度版だけでなく、前年度版も目を通す必要があります。両年度の分を合わせるとA4で300ページ以上になる大部です。これを、他の科目の勉強もしながら、8月17日の本試験日まで、2か月半で読み込まなければなりません。
一般常識を受けない方は、それほど綿密には読まなくても良いと思いますが、観光白書は二次口述にも出題されたことがあります(2021年度の通訳問題「城泊・寺泊」)。よって、少なくともプリントアウトを手元に置いて、時間のある時に目を通しておく、というようにするとよいでしょう。
上記ダウンロード資料のうち、③の官報以外は、さっそくプリントアウトすることを強くお勧めします。
特に、試験範囲のテキストに指定されている②「観光庁研修テキスト」と⑤『観光白書』は、ページ数も多いので、勉強のしやすい良質なプリントアウトを作ることをお勧めします。
「勉強のしやすい良質のプリントアウト」とは、(1)カラーレーザープリンターできれいに印刷してあって見やすく、かつ蛍光マーカーを引いても滲まない、(2)嵩張らないようになるべく薄い用紙に両面印刷で、かつ裏写りしない良質の紙を用いたもの、を指します。
PEPでは、近年の『観光白書』および「観光庁テキスト」につき、上記のプリントアウトを提供する印刷サービスをオンラインストアで行っています。
用紙については「なるべく薄くかつ裏写りしない」という難しい条件を満たす紙を探して、数種類試した末、下の紙を用いることにしました。
コクヨ(KOKUYO) レーザープリンタ用紙 両面印刷用 マット紙 A4 薄口 100枚 LBP-F1110
ご自宅にレーザープリンターをお持ちの方は、上記の紙をお使いになるのがよいかと思います。
ご自宅にレーザープリンターをお持ちでない方は、印刷サービスを利用されるのが手間、時間、費用、品質、のすべての面から、合理的と思います。
家庭用のインクジェットプリンターは水性インクですので、滲みの恐れがあります。また、印刷の時間や手間もかかります。
コンビニにはカラーレーザープリンターがありますが、1枚50円程度の費用が掛かり、かつ、備え付けの紙以外、原則として利用できません。
PEPの印刷サービスは以下の通り。なお、最新の『観光白書』(令和7)の印刷サービスは、数日中にアップ予定です。