プレゼンの勉強法 各論2(アウトプット編)

全国通訳案内士試験二次口述のプレゼンテーション課題は、どのように演習すればいいでしょうか。前回は、インプットについて述べました。今回はアウトプット編です。

まず、プレゼンは「日本の事物につき、外国語で、即興で、2分間の説明をする」という極めて高い技術を要する課題です。こうした高い技術を身に付けるために、私はいわゆる「守破離」に従って演習を重ねることを提唱しています。

(基礎を固める)

まず、プレゼン課題用に特別に私が作った「2分タイマー」を準備します。これで時間を測りながら、「モデル・プレゼンテーション」を何か1つ選んで、音読をしてみましょう。感覚がつかめるはずです。気に入ったものがあれば、暗唱してみるのもいいでしょう。

      

(アレンジを加える)

次に、基本を押さえながら、「自分の英語」でこれを話す訓練をします。具体的には、完全に書き下ろした英文に依存することをやめ、「メモから話す」訓練をします。メモの作り方については、次の動画講義を参考にしてみてください。この場合の演習も、必ず2分タイマーを使って行います。

(自分で話す)

最後に本番に近い方法(30秒考慮、2分プレゼン)で演習します。


さて、それではこうした演習においては、どのトピックをまず練習するべきなのか、について次回、具体例を紹介したいと思います。お楽しみに!