「PEP単語カード」無料配布開始!

英語学習者の皆さんは、「単語カード」を使ったことがありますか?

アナログで昭和チックな教材ですが、今でも健在の人気アイテムかと思います。

このたび、PEP英語学校は、オリジナルの単語カードを開発し、これを何と無料配布することにしました!

PEP単語カード

単語のエントリーは、書籍『コミューターフレンドリー日本事象英単語帳』及び学習動画サブスク「PEP動画ホーダイ」のコンテンツの1つ「クイック・レスポンス単語テスト(QRT)に出てくる単語を基本に決めてあります。

つまり、セレクションの方針は「通訳ガイド関連で出てくる単語のうち、『単純に知っているか知らないか』で勝負が決まる名詞に絞る」ということです。別の言い方をすると、こうした単語は「英日の訳語が互いに1つに決まっている」言葉であり、単語カードで覚えるのに適した語彙であるといえます。

単語カードは、学習者にとってスキマ時間を有効活用できる良いアイテムですが、作るのに手間が掛かるのが難点です。私も学生の頃、語彙を増やそうと単語カードを作り始めたものの、作るだけで力尽きてしまい、結局、そのカードを使って勉強するに至らなかった、という苦い青春の思い出があります(笑)。皆さんはいかがでしょう?

そこで今回、プロの「教材クリエイター」たる私が、本気を出して単語カードを作り、学習者の皆さんに提供することにしたのです。

企画の当初は、書籍と同様、紙ベースで有料の商品として開発することを考えていました。しかし、この単語カードというのは実は性格上、商品化が難しいのです。

なぜなら、当然のことながら、単語カードは名刺などとは異なり、1枚ごとに内容が異なります。今回のPEP単語カードは約1,000語のエントリーですので、1,000種類のカードになります。これは印刷するには、1,000ページの書籍を作るのと同じようなコスト、1,000人分の名刺を作るようなコストが掛かるのです。

そこで、今回はPEPファンの皆様へのサービスとしてデータを無料公開し、これを使って各自で印刷の上、利用していただく、という方式を取ることにいたしました。

印刷するために必要なのは、家庭用プリンターと市販の用紙だけです。

市販の用紙はこちらになります。


大手のメーカーでご存知の「スリーエムエーワン」から出ている「マルチカード 30面 単語カードサイズ 穴あき 5枚 51163」です。これこそが「青春の苦い思い出」を抱える我ら「単語カード難民」を救ってくれるスグレモノなのです(笑)。

この用紙は、A4サイズの厚手のカード用紙にミシン目で切り取り線が入っており、印刷後に2、3回「山折り谷折り」をするだけで、簡単にパキッと分離することができます。また、綴じリングを通す穴はあらかじめ開けられており、穴については何もする必要がありません。

1セットに30面の用紙が5枚入っています。PEP単語カードの現在の全エントリーは1,000語弱ですので、全て印刷するためには最低7セット必要です。印刷ミスなどを考慮し、とりあえず10セット購入されるのが良いかと思います。

綴じリングの方は、こちらからお求めいただけます。リング径は20~35ミリぐらいが良いようです。


プリンターは、概ねお持ちの家庭用プリンターでOKですが、インクジェット方式の顔料インク使用タイプが良いようです。レーザープリンターは、用紙に熱をかけてカールするものが多いので、カード印刷の場合はズレが生じる傾向があります。顔料インクは、染料インクよりも水に強い特徴があります。

私はエプソンのプリンターをよく使っています。

さて、肝心の印刷データ(PDF)ですが、これはPEPメルマガ登録者の方に最初に届く自動返信メールに記載された「無料教材格納ドライブ」(「登録者特典3点セット」のダウンロード先)のURLからアクセスいただければ、ダウンロードできます。「単語カード」という名前のサブフォルダの中にあります。なお、単語カードのデータと共に「作り方」というインストラクションもありますので、一緒にご利用ください。

すでにメルマガ登録されている方は、最初の自動返信メールに記載されたURLからすぐにアクセスできます。登録がまだの方は、こちらから登録ください。登録無料、ダウンロードも無料です。

なお、印刷作業が得意でない方のために、後ほど有料の「印刷サービス」をオンラインストアにて起ち上げることが計画されています。これは、上記の材料を用いて紙のカードをPEPで作成し、これをお申込者にお送りするものです。

ただ、先述のごとく単語カードは量産が困難です。プリンターを用いた手作業ですので、クオリティも本物の印刷工場で生産したようなもののようなレベルは望めず、印刷サービスの料金は1万円程度になることが予定されてます。

自作ならば、ほぼ用紙代だけで「PEP単語カード」がゲットできます。手間は少しかかりますが、それでも手書きでない、きちんと活字で印刷された見やすい、通訳ガイド用単語カードが得られるメリットは大きいと思います。

なお、用紙等の材料をお求めになる際は、上記のリンクから購入していただくと、ごくごく僅か(売上の3~4%ぐらい)のアフィリエイト料が作者に入りますので、よろしければご協力ください。ぜひ、私、杉森の労作「PEP単語カード」を使ってみてください!

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