通訳ガイド合格体験記(1)

先週発表のあった2021年度の全国通訳案内士試験の最終結果は、かえすがえすも厳しいものでした。

一次筆記試験の合格率が19.1%、二次口述試験の合格率が43.7%、最終合格率が8.5%、というのは、合格率の低さだけでいうと、難関国家試験トップ10に入ります。

現在、司法試験の合格率は30%~40%、国家公務員(大卒総合職)が8%、弁理士が10%程度です。

もちろん、合格率だけで単純に難易度を断ずることはできませんが、難しい試験であることは確かです。

筆記試験会場に行くと、周りの人が皆、天才に見えたりしますが、実は最終合格までいける人は、この中で10人に1人未満、とうことですね。

一次を通過して二次に臨んだ際、1時間帯につき5人のグループに分けられて面接しますが、5人のうち、2人しか受からず、3人は落とされる、ということです。

面接の試験官、大概フレンドリーなのに、実は「にっこり笑って人を斬る」人たちだ、ということ?(まあ、これは半分冗談です。試験官の人は単に点数をつけるだけで、合格ラインの点数は、後から別の人が政策的に決めている可能性があります)

さて、今年もPEPので学ばれて、この厳しい試験に見事合格をされた方が、合格体験記をお寄せくださいました。

「日本語で話せることなら英語で話せる」と不動の自信を得て合格!

受講生の方が合格されるということは、私にとっても仕事の成果が出た、ということであり、とても嬉しいことです。

ただ、たとえ今回は残念な結果でも、楽しく学習していただき、将来への糧になれば、それも私の仕事の成果です。

通訳案内士試験に挑戦する意義は、ライセンスを取ることだけではなく、まさにその学ぶ内容にあります。

今年合格された方も、来年以降を期される方も、ぜひモチベーションを高く保って、楽しく学習をお続けいただきたいと思います。