全国通訳案内士試験ガイドライン2021年度変更点

こんにちは。杉森です。

先日発表された、本年度の全国通訳案内士試験ガイドラインについて、前年(2020年)度とどこが変わったか、について、逐一文面を比較し、チェックしてみましたので、その結果を皆さんとシェアしたいと思います。

重要な変更点としては、以下のものが挙げられます。

①外国語筆記試験について、従前は試験方法が原則「記述式」であったところ、これが「多肢選択式(マークシート方式)」に変わったこと。

②外国語筆記試験について、試験時間が従前「120分」とされていたところ、本年度は「90分」になったこと。

③外国語筆記試験について、読解問題が従前「2題」とされていたものが、本年度は「1題」となったこと。

④従前あった以下の記述が削除されたこと。

「言語によっては、完全な多肢選択式(マークシート方式)または、多肢選択式及び記述式の組み合わせによる出題とする」

(※昨年まで、一部の言語につき記述式出題が残っていたところ、本年度より全てマークシートとなる、という意味であると思われる。なお、英語については既に2015年度より全部マークシート化されているので影響はない)

⑤日本地理筆記試験及び日本歴史筆記試験において、従前はそれぞれ、試験時間が「40分」、問題数が「40問」、とされていたところ、これがそれぞれ、「30分」、「30問」とされたこと。

(※試験時間の変更により、筆記試験の時間割も影響を受け、変更されるものと思われる。なお既報の通り、本年度より試験の運営事務受託団体が、従前の日本出版販売株式会社より株式会社TKPコミュニケーションズへ変更になった)

本年度のガイドラインに、マーキングと注釈を施し、前年度との違いを明らかにしたPDFを作りましたので、参考にしてください。

ガイドライン2021相違点ハイライト

それではまた。Happy Learning!