2025年度通訳案内士試験合格体験レポート

体系的に学べた日本の魅力!結果勝ち得た一発合格!

  • 1. 自己紹介小林 慧悟様(男性)
  • 合格者体験談

    現在、海外で医師として勤務しています。英語は業務上日常的に使用しており、英検1級を取得しています。また、医療従事者向け英語試験であるOET(Occupational English Test)にも合格(Grade B)しています。全国通訳案内士試験は、本年度が初受験です。

    同僚の多くが日本に興味を持っており、実際に日本を訪れた経験のある人も少なくありません。そうした同僚から、日本の食事マナーや祝日、伝統文化などについて質問される機会が多くあります。しかし、自分自身が日本人でありながら、それらを体系的かつ分かりやすく説明できないことに、日ごろからもどかしさを感じていました。

    また、世界的に医療ツーリズムの市場が拡大している中で、将来的にその一端を担うためにも、日本の文化や社会について正しく説明できる力を身につけたいと考え、全国通訳案内士試験を受けることを決意しました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • 全国通訳案内士試験の一次試験科目の中で、最も不安だったのが「一般常識」でした。医師は専門分野には詳しくても、世の中の一般的な話題に疎くなりがちだとよくいわれますが、私自身も実際その通りだと感じています。特に海外にいると、国内の時事に触れる機会がさらに減ってしまいます。

    そこでPEPの「一般常識予想問題」を購入しようとしましたが、海外からの決済がうまくいかず、ダメ元でメーリングリストへの返信という形で問い合わせをしました。すると杉森先生から直接ご連絡をいただき、別の決済方法をご提案いただいたことで無事に購入できました。その際の丁寧な対応が強く印象に残り、二次試験対策もPEPで学ぼうと早い段階から考えるようになりました。

  • 3. 講座・教材・教授法で役に立った点、その他の感想
  • <講義「二次口述特別動画セミナー」>
    この教材は、個人的には二次試験対策の中核だと感じています。試験で求められている能力を感覚ではなく論理的に分解し、それぞれに対応した学習方法が明確に示されています。

    二次試験は一見すると難解ですが、「困難は分割せよ」という考え方の通り、求められている能力を個別に理解し、それぞれに対する適切な学習法を実践することで、合格ラインが現実的な目標として見えてきます。

    巷では「英語力が多少不足していても、身振り手振りやアイコンタクトなどで合格できる」などという話を耳にすることもあります。しかし試験の評価基準を考えると、やはり要求項目に対して安定して得点できる準備をしておくことが重要だと考えます。面接官との相性に依存するのではなく、再現性のある対策が必要だと思います。/p>

    <オンラインレッスン>
    海外在住という事情もあり、二次試験もできれば一度で合格したいと考えていました。「短期間で確実に合格ラインに到達するためには何が必要か」を考えた結果、論理的で再現性のある指導の下で、実戦形式の練習を積むことが重要だと判断し、杉森先生のオンラインレッスンを受講することにしました。

    8月末から毎週1回、30分のレッスンを継続しました。30分は一見短く感じますが、実際には密度が非常に濃く、高い集中力を求められます。内容は1回につき、2分スピーチ(3題)または通訳問題(4題、最後はシチュエーション付き)を交互に実施しました。量的にも質的にも充実しており、毎回のレッスン後にしばらく放心状態になるほどでした。それだけ実戦に近い緊張感で訓練できたことが、本試験で落ち着いて対応できた要因だと感じています。

    結果として18回(うち3回はおまけレッスン)受講しましたが、回数を重ねるごとに自分の弱点が「何が足りないのか/どう直すべきか」という形で構造的に見えるようになりました。

    <書籍『二次口述試験過去問詳解』>
    過去問が体系的に整理されており、特に解答前の杉森先生の解説が非常に参考になりました。模範解答は私にはレベルが高い部分もあったため、そのまま暗記するのではなく、自分の英語力で無理なく話せる内容に調整したり、逆に自分の経験や意見を加えたりしながら「自分なりの2分スピーチ」を作り上げていきました。この作業が、本試験で自然に話す力につながったと思います。

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    <PEP単語カード>
    動画セミナーで紹介されている無料のPEP単語カードも非常に有用でした。私はAnkiを日常的に使用しているため、英訳がすぐに出てこない単語を日本語→英語形式で登録し、機械的に反復学習しました。現在でも継続していますが、語彙の瞬発力向上に大きく貢献したと感じています。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 本試験では、オンラインレッスンでもお題として練習していた「天橋立」が出題されました。準備していたテーマだったこともあり、落ち着いて2分スピーチを行うことができたと思います。

    ところがスピーチの後、「“もんじゅ”(文殊)とは何か」という質問が来ました。私は一瞬、饅頭(Manju)のことを指しているのかと思い、聞き返してしまいました。しかし面接官が資料を見ながら「ええっと、宗教的なことで…」とヒントをくださったため、仏教における菩薩(Manjushri)のことだと理解できました。

    このやり取りを通じて、面接官が想定質問に加えて、評価の観点(想定解答に相当するもの)もある程度用意したうえで面接を進めていることを実感しました。試験は偶然や相性だけで左右されるものではなく、一定の評価項目に沿って設計されているのだと改めて感じました。

    試験後は手応えを感じていましたが、同時に「もしこれで落ちたら、逆に何をどう改善すればよいのだろう」と不安も残ったまま、合格発表日を迎えました。杉森先生の「PEPメルマガ」で官報発表の方がJNTOのマイページよりも早く合否を確認できると知り、当日は朝一で確認できるよう準備していました。自分の番号を見つけたときは、何よりも安堵の気持ちが大きかったです。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのメッセージ
  • PEPの「二次口述特別動画セミナー」は本当に素晴らしい講座です。たとえ個人レッスンの受講は予定していない方であっても、このセミナーの動画講義は一度視聴する価値があると思います。試験の構造と適切な学習方法が理解できることで、学習の方向性が明確になります。

    今回の合格は、杉森先生のご指導とご支援、そして家族の理解と協力があってこそ達成できたものだと感じています。また、短い期間ながらも受験勉強を通じて、日本の文化や価値の魅力を改めて体系的に学び直すことができたことは、結果以上に大きな財産となりました。

    今後、医療ツーリズムの市場は確実に拡大していくと考えていますが、単なる短期滞在型から、長期滞在型のCross-border continuous careへと変化していくとも感じています。その中で、全国通訳案内士試験で学んだ「異文化間の説明」「行動導線の設計」「不安の低減」という視点を医療の“非医療部分”に応用し、コンシェルジュのような形で患者様を支援できる存在になりたいと考えています。もしこの体験記を読んでくださった方の中で、今後一緒に新しい形の医療・観光の可能性を考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご一緒できれば嬉しく思います。

学ぶ楽しさで初心貫徹!遂に掴んだ最終合格!

  • 1. 自己紹介T.H 様(大阪府在住、女性)
  • 合格者体験談

    現在、高校の英語教師として働いています。10年以上前に英検1級を取得しました。以前から、全国通訳案内士の存在は知っており、この試験は、語学系では唯一の国家資格であることから興味を持ち、受験勉強を始めました。英検1級があると全国通訳案内士の一次の英語の試験は免除になります。後に歴史能力検定日本史2級に合格し、日本歴史も免除になりましたが、他の教科に合格できず、ようやく2021年、2022年に一次試験に合格しました。しかし、二次試験には落ちてしまいました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • 2022年の二次試験の1か月前に、偶然にYouTube動画でPEP英語学校の存在を知りました。二次試験の不合格後、今後どのように学習していけばいいか、思案していたときに、体験レッスンの受講を申し込みました。杉森先生の流暢で落ち着いた英語がとても印象的でした。

  • 3. PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
  • 2年連続で二次試験に落ちていたので、藁にもすがる思いで、受講を決めました。最初に送られてきた教材(過去問)の多さに驚き、すべて覚えることができるか、不安でした。しかし、先生のレッスンを受けるにつれ、過去問を知り、傾向を把握することは、とても大切だと実感するようになりました。複数回出題されているトピックもあるからです。プレゼンのレッスンでは、プレゼンテーションの組み立て方を教わりました。うまくできるときとできないときがありました。自分でできないときは、先生に一緒に考えていただくことで、最後には、2分間のプレゼンテーションができるようになり、自信につながりました。

    次に逐次通訳ですが、最初のレッスンでは、最後まで訳すことができず、情けない気持ちでした。しかし、3回目の二次試験の直前の先生のレッスンでは、最後まで訳すことができて、自分でも驚きました。レッスンを受けるにつれ、過去問を繰り返し学習していたので、単語も言えるようになっていることに気づきました。シチュエーションでは、過去問の教材の中に、質疑対応のシナリオを書いてくださっているので、パターンに分け、できる限り覚えるようにしました。

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    ただ、2023年、2024年は一次試験に合格することができず、この時は本当に受験自体をやめようかと、何度も思いました。しかし、先生とのレッスンを通して、日本人でありながら知らなかった日本に関する知識や歴史など、多くのことを学ぶことができ、授業が楽しく、受験を続けることができました。そして、ようやく2025年に一次試験に合格し再び二次試験へ進むことができました。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 10分間の試験はあっという間に終わりました。まず、日本人の試験官の方から鉛筆と紙は、机の上に置いてあるものを使用するように、との指示がありました。プレゼンのお題(①こんにゃく、②阿波踊り、③ゴミの分別)が書かれた紙を渡され、①こんにゃくを選びました。こんにゃくの定義を言ってから、こんにゃくの知識がなかったので、おでんに合うということを話しました。その後、どこでおでんを食べることができるか、など質問されました。逐次通訳は、茶室についてでした。茶の湯は、先生とのレッスンでしたことがあり、茶道を習った経験があったので、落ち着いて答えることができました。シチュエーションも茶道体験をしたいが、正座ができないので、どうしたらよいか、という内容だったので、茶室にいるスタッフに椅子を用意してもらうと、安心して体験できます、と答えました。話しやすい内容と、先生のレッスンで繰り返し、練習していたので、冷静に答えることができました。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
  • 何回も不合格になりながら、最終的に合格できたのも、PEP英語学校で、過去問を何回も練習していただいたおかげだと実感しています。二次試験を終えた後、間違いにも気づきました。自分の英語力をさらに磨き、自己研鑽に努めていく必要があると感じました。将来、外国人旅行者の方々に安心して日本を訪れていただき、心から「楽しかった」と思っていただけるような通訳案内士を目指して、努力していきたいと考えています。

英語力だけじゃない!7年間の挑戦で得たもの

  • 1. 自己紹介伊藤 隆康 様(三重県在住、男性)
  • 合格者体験談

    私は全国通訳案内士試験を7年連続で受験し、今回合格しました。二次試験は4回目の挑戦で合格です。他の方は一発合格や2、3回程度で合格、もしくは、数年のブランク後の再受験で合格、という方が多いように思われます。それに比べ私はこのような劣等生ですが、他の試験、英検1級は一次、二次とも一発合格、語学試験の最高峰と評される国連英検特A級も一次は2回目、二次は一発合格しています。全国通訳案内士試験には単なる英語力を測る以上の奥深い要素があったゆえに、私は、何度も挫折を味わいました。そして一体、いつまでこの悶々とした日々が続くのだろう、という悲壮感の中でも一縷の望みを持ちつつ挑戦を続け、今回ようやく栄冠を勝ち取ることができました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • PEPの講座を受けたのは2020年度です。2019年度に初受験して一次試験で不合格となりましたが、翌年は一次試験を通過しました。そこで二次試験対策を模索していたところ、PEPの「二次口述特別動画セミナー」を見つけ受講し、『モデル・プレゼンテーション集』、『逐次通訳七番勝負!』、『日本事象英単語帳』等の教材を購入し、さらにオンラインで個人レッスンもお願いしました。その年は結果的に二次試験で不合格となりましたが、その際、杉森先生からメッセージを受け取りました。先生は、ご自身の体験(英検1級取得から当時の通訳ガイド試験合格まで6年を要したこと)や激励のお言葉(資格試験が難関であることはそれだけ価値の高い資格であること、試験は水物、実力はすでにお持ちだと思うので、初志貫徹していただきたい旨の文面)が添えられており、不合格の者に対して優しく接してくださったお人柄に感銘を受けました。2021年度以降は個人レッスン受講をしませんでしたが、「PEP単語カード」や「PEP日本的事物英文定義カード」等を購入し自己学習を進めていきました。

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  • 3. 講座・教材・教授法で役に立った点、その他の感想
  • 利用した講座やテキストは上記2に記載したとおりですが、私は『日本事象英単語帳』や「PEP単語カード」が非常に良かったです(まだすべて完璧に覚えたとは言い難いです)。

    杉森先生は、単語は単に知っているか否かだと言われており、知らないより知っている方が当然有利だと思います。今回の二次試験では、プレゼンでは「阿波踊り」を選択し、「to honor the spirits of the deceased (故人の霊を尊ぶ)」や、通訳実務では「a sunken hearth (囲炉裏)」、質疑では「sitting on one’s knees (正座)」「crouched posture (しゃがんだ姿勢)」などの表現を使いましたが、このような言い回しは一般的な英検1級の知識だけではカバーしきれません。やはり、日本的事象を通訳案内士用の英語できっちりと喋れるかが重要と思いました。

    また『モデル・プレゼンテーション集』は秀逸です。試験本場でこのレベルの内容を即興で喋れる人はいないと思いますが、中に散りばめられているキーワードを拾って、試験直前まで学習しました。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 上記1に記載したとおり、私は今まで二次試験に3度も落ちていますので、過去に受験した当時の敗因も含め振り返りたいと思います。

    ・2020年度 (不合格)
    プレゼンは「レジ袋有料化」を選択。他に「駅伝」は喋れる準備はしてきましたが、無難な方を選択し、特段の失敗はしませんでした。通訳は「新幹線」で日本語読み上げ速度はゆっくりめでしっかりとメモも取れ、常識的な内容だったので、これも問題なく終了。外国人試験官は頷いており、うまくいったと思いました。質疑では、台風で新幹線が止まり困惑している観光客に対し、関西の観光名所等を様々提案しましたが、すべて拒否。これで時間切れとなりました。できるだけのことは案内したので合格しただろうと高を括っていましたが、結果は不合格。後々考えると、観光客の納得感が得られないとホスピタリティとして及第点に達しない、すなわち、質疑での失敗が敗因と思いました。

    ・2021年度 (不合格)
    プレゼンは「能面」を選択。他には「出島」と「三寒四温」。この時、頭が真っ白になって「出島」を最初「出汁」と見間違え、すぐ「出島」だと気が付き、当時の輸出入品は何だったか覚えていない、これについて聞かれたらどうしようと頭によぎり、「能面」を選択せざるを得ませんでした。後で冷静に考えると「出島」は、十分練習してきた「鎖国」の話をすればよかったと後悔しました。能は「performing art (伝統工芸)」で「representation of ghosts (霊の体現)」程度の陳腐な内容しか喋れず、この時点で失敗したと思いました。通訳は「露天風呂」でしたが、先の失敗を引きずり、半分以下しか喋れませんでした。質疑では、露天風呂に他の客と入りたくないとの状況で、プライベートで利用できるお風呂があるか聞いてみる等対応し、会話には問題ありませんでしたが、最初のプレゼンで躓いたことが敗因と思いました。なお、外国人試験官は2020年度と同じ方でした。

    ・2022年度 (不合格)
    プレゼンは「鯛焼き」を選択。祭り等の露店で体験でき、餡こが苦手の場合カスタードクリーム等の代替もある等と喋り無難にスタート。通訳は「料亭」。「一見さんお断り」の内容だったのですが、日本語読み上げ速度が速く、メモに書いたものがいざ通訳を始めようとした時点で全く読めず、出だしで5〜10秒ほど沈黙してしまいました。質疑では、内容ははっきり覚えていませんが会話のやり取りが長く続き、喋れた感触はありました。試験が終わった後、通訳の失敗を質疑で挽回できたかもしれないと淡い期待を持っていましたが、結果は不合格。通訳での沈黙が敗因と思いました。

    ・2025年度 (合格)
    プレゼンは「阿波踊り」を選択。過去3回と比べ一番うまく喋れました。試験官は何度も頷いてくれ、2分ぎりぎりで終了。ただし、後で振り返ればこの表現を使えばもっと良かった、少し時間が足りず締めの言葉をもっと言いたかったと後悔した部分がありました。通訳は「茶室」。日本語読み上げ速度は、2022年度の時よりもさらに速く、メモを取ったつもりが通訳する段階で判読不可能な日本語で、また何を読み上げたかも忘れ、焦りました。一瞬沈黙しそうになりましたが、その部分は全く通訳せず(できず)、終了しました。出来としては6割程度で、この時点で落ちたかもしれないと頭をよぎりました。通訳対策については1、2か月前から妻(元高校英語教師)に過去問等の読み上げをしてもらい速度にも対応できるよう十分練習してきたつもりで、ある程度自信を持って臨みましたが、実際の読み上げ速度はそれ以上であり対応できませんでした。2020年度に受けた際と比較すれば、感覚的に1.5倍〜2倍程度は速かったです(いわゆる日本人同士での普段の日常会話のノーマルスピードか、それよりちょっと速いぐらい)。質疑では、茶室で正座ができない、にじり口に腰が痛くて入れない、茶の飲み方を教えてほしい等の状況を示されました。この際、外国人試験官は「seiza (正座)」と日本語で言いました。私がこれを英語で言い直したので、「この人は日本的事象をちゃんと英語で表現できる」と思ってくれたと思います。質疑は、2020年度の後は致命的な失敗をしておらず、今回も7割以上はできた感触はありました。総合的には、通訳が完璧でなかったけれど、全般的には何度も試験官が頷いてくれ、退室の際に両試験官から満面の笑みをしていただけました。ただそれでも、自身では合否どちらになるかの確証はなく、発表まで不安な日々を過ごしました。

    ・まとめ
    2021年度、2022年度、2023年度とも敗因が異なります。プレゼン、通訳、質疑一つでも落としたら合格は難しくなります。ただ、2025年度はプレゼンで幸先良いスタートが切れたので、後に若干のミスをしてもその際の好印象が継続したのかもしれません。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのメッセージ
  • 今回、『官報』発表の合格者の中に自分の名前を見つけた時は、一人思い切り泣きました。英検1級、国連英検特A級等の試験の何倍もの時間とコストをかけ、何年も苦労してきたこと、何度も落胆、挫折を味わってきたことが蘇りました。常々、何年かかっても受かるからやり遂げさせてほしい、と妻に誓ってきました。私の一次試験の免除科目は英語だけなので、その他の4科目は落ちた翌年まで有効ですが、翌々年からは仕切り直しとなります。こんなことを7年間も続けているので、勉強する楽しみよりも常に学習していかなければならないという束縛、焦燥感がありました。

    私は現在地方在住のため、試験日は宿泊し翌日は会社を休み、神田明神や上野公園などを一人で散策しました。上野では外国人観光客(大学生ぐらいと思われる5人組の英米系男性)が手水舎を神妙に眺めていました。この時、「私は現在プロの通訳案内を目指して勉強中です、ご説明しましょうか」と口走りそうになりましたが、とどまってしまいました。しかし、同時に、外国人観光客に対し「プロになって日本を案内してみたい、いずれは実現したい」との思いが強く沸き起こり、その気持ちを妻にLINEで知らせました。

    『モデル・プレゼンテーション集』には杉森先生が観光地を訪れた際の若い頃の写真が多数掲載されています。対して私は今まで観光に対して興味がなく単に英語力を証明するために数々の英語資格を取得してきたものであり、全国通訳案内士もその一環でした。合格するまで7年もかからず簡単に通過してしまっていたなら、訪日外国人や観光に興味がないまま、単なる一資格として処理していたことでしょう。杉森先生は、英語力もさることながら、若い頃から日本各地の観光地を訪れ知見を広められています。この試験は日本の良さを外国人観光客に伝える情熱を持った適格者でないと受からせてはもらえないのでは、と思います。

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    試験終了後は英語に加え日本事象、地理、歴史など、今回不合格になった場合に備え勉強してきました。合格後の現在も継続しています。二次試験において、英検1級はpersuasive (説得的)、全国通訳案内士はinformative (情報が有益)であることがキーになると言われています。私は、7年間も日本のことを学んできたとはいえ、外国人観光客に喜んでもらえる情報を提供するに十分とはまだ言えません。最近はAIもあり、我々は知識量に関してはAIに敵いません。だからこそAIにできない部分を磨いていく必要性を感じています。この試験を通じ、通訳案内という側面だけでなく、幅広く視野を持つこと、今後とも学び続けていくこと、また同様の態度を持って日々の仕事(通訳案内士や英語とは全く無関係の仕事をしています)で成果を上げていくことを改めて強く決意し、さらなる自己鍛錬をしていきたいと思います。

プロの先生による『過去問詳解』『モデルプレゼン』と懇切丁寧な「オンラインレッスン」に感謝!

  • 1. 自己紹介池田 宏二 様(東京都在住、男性)
  • 合格者体験談

    延べ18年間の海外駐在を終え、定年に際し英語の資格取得しようと決め、先ずは英検1級を取得。その頃、かつて同じ会社で勤務し、通訳案内士になった元上司から話を聞き、自分も全国通訳案内士試験に挑戦しようと思いました。

    最初の2年は一次試験突破に苦戦。3年目は二次まで進みましたが敗北。4年目、2回目の二次対策を思案していたところPEPの存在を知り、杉森先生の個人レッスンを初めて受講させていただきました。

    充実したレッスンを受け自信満々で試験に臨みましたが、慢心があだとなり再度、二次試験敗退の憂き目にあってしまいました。『過去問詳解』『モデル・プレゼンテーション集』の勉強も、逐次通訳の勉強も不十分であったと反省。3回目の二次受験対策として、再び杉森先生のレッスンを受けさせていただき最終合格となりました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • 「通訳案内士受験」でネット検索し、YouTubeでPEP英語学校と杉森先生を知りました。

  • 3. PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
  • 「二次口述特別動画セミナー」では、逐次通訳、質疑応答、プレゼンに関する各々の詳細な解説がなされていました。逐次通訳は「聴く」ということ、日本語のリテンションの重要性、メモ取りの方法、等の解説が目から鱗が落ち勉強になります。また、実務質疑でのシチュエーションごとの想定Q&A、プレゼンについての「型」、プレゼン構成、デリバリー等、必要事項がわかりやすく説明されています。

    個人レッスンは各回、逐次通訳かプレゼンを選択できることになっており、このフレキシブルさがメリットです。私の場合、両方を均等に受講することからはじめ、徐々にプレゼンに重きを置くようにしました。

    逐次通訳では、先生から言い回し、語句の選択等についての懇切な指導、プレゼンでは、導入、本体、結論につき、各々改善点、こうすれば更に内容が充実する、といった手取り足取りのレッスンがあり、非常に役に立ちました。逐次通訳・プレゼンにおける時間制限について、タイマー使用により、レッスンを重ねるに従い肌感が徐々に作られてゆくのを感じます。

    また、圧倒的な量と充実した内容の『過去問詳解』『モデル・プレゼンテーション集』の読み込みは、本番に即興に備えるための事前準備として最高だと思います。上述のスピーチ構成が多岐にわたるトピック(食べ物、観光名所等の「開いたトピック」や「線状降水帯」といった「閉じたトピック」)で展開・解説されています。

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  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 私は、時間帯5(15:30-16:30)に当たりました。入室し名前・生年月日を告げた際、日本人女性面接官から声が小さいと初っ端なに言われてまずい雰囲気を感じ、やけくそ気味に声を大きく出すことにつとめました。テーマは「こんにゃく」、「ごみの分別」、「阿波踊り」で、「こんにゃく」を選択。スピーチを開始。日本人面接官が時計を見ている姿が目に入ってしまい、かなり時間をあまらせて終了した印象です。逐次通訳は茶室についての出題で、十分に英訳できなかったと思います。実務質疑は茶室で正座が出来ない場合の対処についてだったのですが、わりと問答はできたかと思います。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのメッセージ
  • 二次試験を受けた感触としては「また次回」と覚悟をしていたのですが、運よく合格となっていました。本番は出たとこ勝負なので、出題内容や面接官によって左右される面があるかと思いますが、PEPの「二次口述特別動画セミナー」、『過去問詳解』『モデル・プレゼンテーション集』、「オンライン個人レッスン」は、最強の味方になってくれます。二次口述受験される方は、PEPで受講されればその価値が分かると思います。結果はついてきます。

ハイレベルなテキストと実戦式演習で実力と自信を得て合格

  • 1. 自己紹介鴨田 健彦 様(神奈川県在住、男性)
  • 合格者体験談

    私は30年以上にわたり欧州系企業において財務・会計職に従事し、ここ20年ほどは人事・法務も含めたコントローラーとしての職務を担っております。

    英語の学習については、これまで体系的に取り組んだ経験はほとんどなく、2000年に米国公認会計士資格を取得した際に、会計・ビジネス関連用語を習得した程度でした。

    そんな私が2024年3月に全国通訳案内士試験に挑戦しようと思い立った動機は、セカンドキャリアとして日本文化を海外に伝える一端を担いたかったからです。まず当該試験の科目免除を得るべく、同年9月の旅行業務取扱主任者試験を受けて合格。11月の日本歴史検定2級も大苦戦の上、なんとか合格できました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • 2024年12月よりようやく英語の勉強がスタート。2025年春にTOEIC970点取得で、3科目の免除が確定。ここで、8月に向けて一般常識・実務の勉強をスタートした一方、二次試験に向けて準備を開始すべく学校選びをはじめました。5月のはじめに杉森先生とウエブ面談し、厳しく指導してくれそうだったので即決でお願いすることにしました。もちろん、ありえないようなリーズナブル料金設定も魅力でした。その後ほぼ毎週末、2コマのレッスンでご指導いただきました。 

    仕事柄、海外の経営陣に対して英語でプレゼンテーションを行う機会は多く、英語で話すこと自体に抵抗はありませんでした。しかし、全国通訳案内士試験の二次試験対策は、これまでのビジネスプレゼンとは全く異なるものであり、PEP英語学校で杉森先生のテキストを初めて拝見した際は、その内容の高度さと要求レベルに圧倒されました。

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  • 3. PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
  • PEP英語学校および杉森先生の指導の最大の特徴は、プレゼンテーションを実戦形式で徹底的に訓練できる点にあります。毎回時間を計測してプレゼンを行い、その場で具体的かつ体系的なフィードバックをいただけるため、自分の弱点や改善点を明確に認識することができました。初期の段階では事前にテーマが与えられ、構成を準備して発表する訓練を行い、基礎力を養いました。その後は即興で2分間のプレゼンを行う訓練へと移行し、本番に近い状況で瞬時に内容を構築する能力を鍛えることができました。また、自分では気づかない重要なキーワードや視点を的確に補っていただき、表現の幅と内容の深さを大きく向上させることができました。さらに、継続的な発表の機会により、本番でも落ち着いて対応できる自信につながりました。

    仕事との両立のため、勉強時間の約70%が通勤時間や散歩の間でした。そのため、いつでも閲覧できるようノートアプリを活用するとともに、Excelの1シートに過去問と予想問題をすべて一覧化し、フィルター機能でテーマ別に同時に学習できるようにしました。杉森先生のテキストから難しい表現を易しく言い換えたり、AIに作文してもらったりして原稿を作成しました。また題目のランクA-Dランク付けを行い試験直前にはAランクのテーマを重点的に復習しました。また、Excelからコピペで音声データを作成することで、10月以降は歩行時間もプレゼンテーマのリスニングに当てることができました。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 試験本番のプレゼンテーマは、①水戸藩、②巫女、③入湯税、でした。
    ①は2分話せない。②は神社、神楽、『君の名は。』につなげる機転が利かなかったので、消去法により即興で対応できそうな③入湯税を選択。

    日本の温泉文化と地方社会との関係、旅館文化の維持という観点から説明を行い、外国人に税の意義を理解してもらう構成でプレゼンを行いました。自己評価では70%程度の完成度でしたが、言葉に詰まることなく、時間内に説明を終えることができました。

    通訳は日本の酒造りについて。飲み物としてだけではなく、儀式にも使われるなど日本文化にとって重要なものであるとした内容。これは問題なく訳せました。

    実務問題は酒蔵ツアーについて。日本酒を飲みすぎて気分が悪くなったお客様をどうするか、という内容。私はその人と直接話をし、最悪タクシーでホテルに帰ってもらう対応としました。続く会話で、試験官から「小さなカップで何杯飲んだら酔っぱらうか」ときかれ、私:「3杯程度で酔ってしまいます。」、試験官:「友人は8杯も飲んだ。」、私:「WOW!それは飲みすぎですね!(笑)」、というやり取りをしましたが、後で「調子に乗りすぎたのでは…」と多少心配にはなりました。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
  • 結果として、1年9か月で合格できました。この間の生活は、仕事・筋トレ・勉強のみにdedicateしたといっても過言でないほど集中しました。やはり、毎週杉森先生に指導いただいたことが大きかったと思います。実は、本番のプレゼンの際に時間を測らず話してしまったのですが、2分程度で話す習慣が身についていたようです。今後受験を検討される方には、PEP英語学校を自信を持ってお勧めします。ありがとうございました。

『過去問詳解』全巻を猛勉強!「静かな自信」で夢を叶え、新たなステージへ!

  • 1. 自己紹介A. U. 様(東京都在住、女性)
  • 合格者体験談

    教育・研究機関で事務スタッフとして勤務しています。海外留学経験はありませんが、英語は学生時代から好きな科目で、細々と学習を続けていました。本格的に勉強を再開したのは2016年のTOEIC受験がきっかけでした。もともと英検1級や全国通訳案内士にも憧れていたところ、TOEIC L&RやSpeakingの勉強会等を通じて知り合った方々が、これらの試験にも挑戦されるのを見ました。そこで自分も挑戦してみようと思い、まず英検1級を2020年8月に取得しました。

    全国通訳案内士試験は科目数が多く、地理や歴史に苦手意識があったためためらいがありましたが、2024年のお正月に受験を決心し、勉強を開始しました。初受験は2024年度で、一次試験の英語は英検1級で免除、歴史、地理、一般常識、実務の4科目を受験しました。歴史と地理は不合格でしたが、2024年11月の歴史能力検定2級に合格し、2025年度の一次試験は地理のみ受験して合格。二次試験は今回初挑戦で合格することができました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • 二次試験については、X(Twitter)でよく拝見していた方が「二次試験対策はPEP英語学校の杉森先生がお勧め」と書かれていたため、他校を検討することなくPEP英語学校でお世話になることを決心しました。

  • 3. PEPの教材について
  • 「二次口述特別動画セミナー」、「二次口述特別動画セミナー講義資料(スイカのレジメ)」、『過去問詳解』、『モデル・プレゼンテーション集』、『逐次通訳七番勝負!』のほか、「PEP動画ホーダイ」、YouTubeの「プレゼン2分タイマー(通訳ガイド二次口述プレゼン演習用)」、「通訳課題演習用1分タイマー」、「プレゼン出題トピック索引」等、幅広く利用させていただきました。

    ①「二次口述特別動画セミナー」と「スイカのレジメ」

    二次口述対策を最初に開始したのは2024年11月下旬、歴史能力検定試験終了後でした。個人レッスン受講前に「全国通訳案内士試験 二次口述特別動画セミナー」を受講しました。この動画セミナーとその資料(スイカのレジメ)が素晴らしく、視聴できることに感動しました。

    2024年12月から2025年2月にかけて、スイカのレジメを精読しながらじっくり視聴したり、家事や通勤の合間に何度も聴いたりと様々に活用しました。二次口述試験の全体の流れ、プレゼンや逐次通訳の理論編・演習編の理解を深めることに注力しました。Mr. Examinerが登場する動画は特に印象に残っています。

    ② オンライン個人レッスン

    特別動画セミナーを受講し、スイカのレジメの理論編を何度か通読した後、個人レッスンを申し込みました。2025年3月から12月上旬まで、プレゼンと逐次通訳のレッスンを合計25回受講いたしました。

    特別動画セミナーで学んだ理論をベースに、実践モードで授業が行われました。振り返ると、特に実務質疑でのフィードバックが今回の合格につながったと実感しております。試験官(観光客)に寄り添う姿勢を身につけることができたからです。

    杉森先生の長年のご経験に基づくフィードバックは非常に重みがあり、プレゼンの型の反復実践や、逐次通訳でのリテンション理論に基づいた訳出練習を重ねることができ、自信につながりました。レッスン日程も固定ではなく、フレキシブルに組んでいただけたことも大変ありがたかったです。

    a)プレゼン対策

    『過去問詳解』を初めて手にしたとき、模範プレゼンと背景知識・語彙の充実ぶりに感嘆しました。一方で、多くのトピックについて日本語でさえ十分な知識がないことに愕然としました。当初は、何をどう進めればよいのか五里霧中で、先に言い回しを覚えるべきか、トピックに関する知識のインプットを優先すべきか、最短ルートは何かと迷いました。

    振り返ると、知識と表現は並行して積み上げていくものでした。しかし、やみくもに始めるのではなく、まずスイカのレジメの理論編を熟読し、型を理解した上で練習に入ることが重要でした。

    最初の頃の個人レッスンでは、型を理解していても思いがけないトピックが出ると型がぶれ、しどろもどろになることもありました。その都度ご指摘をいただき、その場でやり直すことで少しずつ安定していきました。また、先生からの助言で、日本での観光行動に有益な情報を伝えることを意識し、「見る・食べる・遊ぶ(るるぶ)」に結びつけながら展開する練習を重ねました。

    全過去問に取り組むことで、トピック同士のつながりやグルーピングが見えるようになり、「何が出ても対応できる」という感覚が自然と身につきました。

    b)逐次通訳対策

    逐次通訳についても、まず特別動画セミナーで理論をしっかり学びました。そのうえで『逐次通訳七番勝負!』に取り組みました。

    初回は音声にまったくついていけず、適切な英単語も出てこず、正直に言って歯が立ちませんでした。しかし個人レッスンでは、「リテンションはできつつあるので、重要頻出単語をマスターするように」と助言をいただきました。

    動画セミナーでの「イタコ」の説明は非常に印象に残り、頭の中に強いイメージとして残っていました。トピックによってはスムーズに訳出できないこともありましたが、9月下旬から『過去問詳解』に掲載されている逐次通訳の全問に取り組み、「PEP動画ホーダイ」の「逐次通訳過去問勝負!」も最大限活用しました。杉森先生の読み上げスピードは本番より速いと感じましたが、そこでしっかり練習していたことで、試験当日は焦らず対応することができました。

    c)実務質疑

    個人レッスンで最も難しいと感じたのは実務質疑でした。シチュエーションと条件が書かれたメモを見ながら状況把握と対応策を考えることで頭がいっぱいになり、ロールプレイが始まると試験官(お客様)の最初の言葉を十分に受け取れず、一方的に解決策を話してしまうこともありました。

    杉森先生からは「会話のキャッチボールを心掛けること」「まず相手の言葉をきちんと受け止めること」と助言をいただき、その後は特にお客様のお気持ちに寄り添う姿勢を意識しました。単に正解を言うのではなく、観光客をおもてなしする視点に立つこと。この意識の変化が本番で大きな支えになりました。

    ③ PEP教材を用いた自習時間の勉強の進め方

    1月から8月までは一次試験の地理に重点を置いていました。その間も個人レッスンで扱ったトピックを中心に、『逐次通訳七番勝負!』や『過去問詳解』で予習・復習を行いました。

    本格的に『過去問詳解』に専念したのは、9月の国内旅行業務取扱管理者試験の後です。約2か月間で、平成25年度から令和6年度までの12年分、プレゼン約440トピック、逐次通訳約140トピックのすべてについて、本番さながらの練習を行いました。

    具体的には、本番と同様にトピックを選び、30秒で準備、2分で即興プレゼンを行いました。その後、ChatGPTでスコア測定と簡潔なフィードバックを受け、キーワードの確認、モデルプレゼンの音読、解説の読み込みを全問にわたって行いました。

    このようにプレゼンも逐次通訳も、大量の教材に取り組んだことが、本番当日の静かな自信につながったと感じています。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 試験本番前の最後のレッスン後、急遽3日間ほど入院しました。入院中のベッドでは、「14日に無事に会場に行き、試験を受けられたらそれだけで十分ありがたい」と心から思っていました。

    幸い回復し、受験が叶いました。最後の1週間は予定通りには仕上げられませんでしたが、純粋に受験できる喜びと、これまで取り組んできた『過去問詳解』の全トピック、25回の個人レッスンで教えていただいたことが、静かな自信を授けてくれました。

    当日は14:00-15:00の回でしたが、受付開始の13:30より早く、13:00頃には明治学院大学白金台キャンパスに到着しました。小雨が降っていましたが、建物の周りで音読をしながら口慣らしをして時間を待ちました。

    受付後の待合室では、いかに平常心を保つかに意識を向けました。杉森先生からいただいたお手紙を何度も読み返し、特に励みになった箇所に引いたオレンジのマーカーを見つめながら、自分を落ち着かせました。明るい印象で臨みたいと思い、お気に入りのスカーフを巻き、鏡で身だしなみを確認しました。

    杉森先生からいただいたお手紙 杉森先生からいただいたお手紙 杉森先生からいただいたお手紙 杉森先生からいただいたお手紙

    プレゼンのお題は「巫女」「水戸藩」「入湯税」。過去問で取り組んだ「入湯税」と書きかけましたが、具体的な数字を思い出せず、「水戸藩」に切り替えました。徳川御三家の一つであること、徳川斉昭が偕楽園を造営したこと、梅まつりで有名なこと、水戸納豆が名物であることなど、「見る・食べる・遊ぶ」に結びつけて展開しました。

    逐次通訳は「日本酒」。比較的訳しやすいテーマで落ち着いて対応できました。最後の一文でキーワードを一つ逃したかもしれない不安は残りましたが、大きく崩れることはありませんでした。

    実務質疑では、酒蔵見学後に酔ってしまったゲストへの対応でした。試験官の方が非常にリアルに酔った様子を演じられ、一瞬戸惑いましたが、頭を「試験」から「コミュニケーション」に切り替え、会話のキャッチボールを意識しました。代替案にすぐ同意いただけず焦りましたが、相手の発言を丁寧に受け止めつつ、安全第一で提案を続けることができました。

    モデル・プレゼンテーション集 二次口述モデル・プレゼンテーション集過去問詳解ダイジェスト 過去問詳解 過去問詳解 モデル・プレゼンテーション集
  • 5. 今後の抱負・メッセージ
  • 長年の夢であった全国通訳案内士の資格を取得でき、今はほっとしています。しかし、これはゴールではなく、新しいステージの始まりだと思っています。これまで勉強を続けられたのは、家族の理解と支えのおかげです。日々の励ましや見守りに感謝しながら、これからも楽しく英語に向き合い、夢の実現に向かって一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

    私自身の反省から申し上げると、『二次口述過去問詳解』はできるだけ早い段階で一読されることを強くお勧めします。最初はその質と量に圧倒されるかもしれません。私も当初は「一次が受かってから本格的に取り組めばよい」と考えていました。しかし、最初は日本語で構いませんので、まずはトピックに触れておくことが大切です。知識のインプットを重ねるうちに出題傾向が見え、トピック同士のつながりやグルーピングが頭の中に描けるようになります。全トピックに取り組んだことで、「何が出ても何とかなる」という心構えを持てるようになりました。

    また、「型」を意識しながら準備を重ねたことで、自分の言葉で2分間話せる状態を作ることができました。12年分すべての過去問に取り組んだこと、25回のレッスンを積み重ねたこと、そして先生からいただいたお手紙。そのすべてが本番の待機室で高まる緊張を和らげ、感謝の気持ちを持って面接に臨むための大きな支えとなりました。

    最後に、杉森先生に心より感謝申し上げます。唯一無二のコンテンツと、変わらぬ熱心なご指導に深く御礼申し上げます。

諦めずに継続、そして掴んだ涙の合格!

  • 1. 自己紹介R. S. 様(広島県在住、女性)
  • 合格者体験談

    放課後児童支援員。英検準1級。2022年度から受験。最初は、一次試験全科目合格、地元の英会話スクールで二次対策しましたが、極度の緊張で二次は不合格。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • YouTubeで時々拝見していた杉森先生の、全国通訳案内士試験二次口述オンライン個人レッスンをお願いすることにしました。その年、一人娘が白血病に。私のいろんな習い事は、娘の病気の寛解まで休むことにしましたが、「通訳案内士の勉強は続けて欲しい」との娘の言葉で、2回目の二次試験も受験しました。1回目よりは話せたつもりでしたが、不合格。杉森先生の心温まる激励メールで、再び元気をいただきました。しかし次年度は、一次で歴史と地理が不合格。その秋に歴史検定と日本史2級を受験してなんとか合格。2025年度の一次は地理のみ受験でした。

  • 3. PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
  • 特に役立った先生の教材は、『二次口述過去問詳解』です。暗記は無理でも、テーマ毎にポイントをまとめて、それを繋げてプレゼンできるよう練習しました。先生のレッスンは、何年も受けさせていただいたので、プレゼン2分間、通訳の約1分間は、自然に身に付いたみたいです。

    モデル・プレゼンテーション集 二次口述モデル・プレゼンテーション集過去問詳解ダイジェスト 過去問詳解 過去問詳解 モデル・プレゼンテーション集
  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 実際、今回、試験官の方の「時間です」の合図と私のプレゼン終了が同時でした。テーマは「神輿」を選び、これは杉森先生のレッスンで、私の地元のお祭りをもとに、先生のアドバイスをもらって作文したことのあるテーマでした。質問は「関西で、神輿で有名な祭りは?」でした。すぐには思いつかず「祇園祭がありますが、そこでは神輿ではなく、美しい山車が運ばれます」と回答。すると、神輿と山車の違いを尋ねられました。これに答えると、質問はそれ1つのみでした。通訳問題は、「懐石料理、食べられないものある問題」でした。これは2回目の時と同じテーマでした。これに対し「私が何とかします。代わりに何を召し上がりたいか、お聞きしても良いですか?」のように、前回より少しグイグイ感を出してみました。その後、試験は終了したのですが、「時間が余ってしまいましたので、そのままお待ちください」と言われました。これは初めてだったので、戸惑いました。机の上の紙など揃えたりして待ちました。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
  • 合格発表当日、『官報』は怖くて見られずにいました。白血病をおかげさまで寛解し、仕事に戻った娘からLINEで合格を知らされました。そのときは嬉しいよりも「あー、もう来年の一次試験の心配をしなくていいんだ」と思うと、何だか涙が出てきてびっくりしました。

    あきらめず、指導を続けてくださった杉森先生に感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、武道、特に弓道、琴、そして古墳も好きなので、こうした内容を生かせるようなガイドができればと思います。今から受験を考えていらっしゃる、また再受験に燃えていらっしゃる皆様の最終合格、お祈りします。

YouTubeの先生が個人指導!充実の学びで合格

  • 1. 自己紹介吉江 奈緒子 様(長野県在住、女性)
  • 合格者体験談

    長野県松本市在住、3人の子どもを育てる主婦です。学生時代は英文科で学び、その頃から漠然と通訳案内士の試験に興味を持っていました。

    三年前から松本市観光案内所でパートとして働き始め、外国人観光客と接する機会が増えたことで、「もう一度英語を学びたい」と思うようになり、全国通訳案内士試験への挑戦を決意しました。すでに国内旅行業務取扱管理者の資格を持っていたため、地理科目は免除。2024年に一次試験を受け、奇跡的に合格しました。ただ、まさか合格するとは思っていなかったため、同時期に総合旅行業務取扱管理者試験も申し込んでおり、このときはそちらの勉強を優先してしまいました。その結果、総合旅行業務取扱管理者試験には合格することができましたが、通訳案内士の二次試験は不合格となりました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • 二次試験の対策方法をインターネットで調べるうちに、PEP英語学校のテキストやYouTube講義にたどり着きました。最初はPEPのテキストを購入し、自己流で勉強を始めましたが、なかなか効率よく頭に入ってこないという壁にぶつかりました。そんな中、PEPのホームページでオンライン講座の案内を見つけ、「これなら遠方に住んでいる私でも受講できる」と思い、藁にもすがる思いで申し込みました。

  • 3. PEP英語学校の講座、教材、教授法でよかった点、役に立った点、その他の感想
  • まず初めに受講した「二次口述特別動画セミナー」では、「通訳は英作文ではない」という言葉に大きな衝撃を受けました。それまで通訳の勉強をしたことがなかった私にとって、通訳の理論(日英通訳では日本語の「聴き取り」が最重要)はまさに目からうろこの内容でした。たしかにその理論通りで、私は英語云々以前の「日本語を聞いて日本語のままで聞いたことを答えること」(リプロダクション)ができていませんでした。

    その後、実際のオンライン講座に参加すると、YouTubeでよくお見かけしていた杉森先生が、直接私一人のために指導してくださることに「まさか本当に」と驚きました。毎回とても緊張しましたが、「通訳聴き」のコツやプレゼンの組み立て方など、どの回も新しい学びがあり、非常に充実した時間となりました。授業で学んだことは、すべてノートに書き起こし、隙間時間を見つけては繰り返し復習しました。プレゼンについては、授業で扱ったトピックだけでなく、先生が提示してくださった出題予想をもとに、自分なりに内容を作成しました。その際は、先生から学んだ「導入→由来→現状→まとめ・おすすめ」という構成を意識し、ChatGPTも活用して原稿を作りました。

    プレゼン構造図 トピック 過去問詳解

    私は3人の子どもを育てながらパートもしているため、机に向かって勉強できる時間が限られており、どのように勉強時間を確保するかが大きな課題でした。そこで、家事の合間にも学習できないかと考え、NaturalReaderという読み上げアプリを活用する方法にたどり着きました。貴重な机に向かう時間はテキスト作成に充て、その原稿をアプリに入れて、家事の合間や移動中などに繰り返し聞きました。最終的には230くらいのトピックを毎日聞きました。通訳問題については、PEPの『過去問詳解』に掲載されている文章をすべてノートに書き写し、隙間時間にノートを見て通訳し、そのテキストもアプリに入れて、同様に聞きながら学習しました。またプレゼンでは、先生が作成してくださった「プレゼン出題トピック索引」が大変役立ちました。この資料のおかげで「先生ならどう展開するか」「どのように表現するか」等を調べるために「モデル・プレゼンテーション」を参照する際、必要な情報にすぐたどり着くことができました。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 【2024年(二次試験不合格)】

    プレゼンでは「回遊式庭園」が出題され、金閣寺や兼六園について何とか話すことはできました。しかし、内容や構成に自信はなく、手応えのないまま終わってしまいました。通訳問題では「屋形船」についての説明が出題されましたが、日本語の内容すら十分に聞き取ることができず、英訳もほとんどできませんでした。面接官との距離もあり、何を言っているのかがうまく聞き取れず、不完全燃焼のまま試験を終えることになりました。

    【2025年(二次試験合格)】

    プレゼンのお題は「根付」でした。私はもともと「根付」が何か、もよく分かっていませんでした。ところがPEPの授業で「根付」の話題が出て、先生が丁寧に説明をしてくださっていたので、それをもとに自分なりにプレゼンを作って準備していました。おかげで当日はスムーズに話すことができました。通訳問題は「回転ずし」でした。こちらも先生の授業で扱った内容がほぼそのまま出題され、授業の時はうまく通訳できなかったものの、その後の復習で何度も練習していた部分だったため、本番では対応することができました。とても運が良かったと感じています。

  • 5. 今後の抱負
  • 今後は、この二次試験の勉強を通して身につけた多くのことを、観光案内所での業務にも生かしていきたいと思っています。

    杉森先生はいつも穏やかな雰囲気で接してくださりながらも、アドバイスにはしっかりとした芯があり、私のつたないプレゼンに対しても「合格!」と励ましてくださったことが、とても心強かったです。

    二次試験は範囲があってないようなもので、どのように対策すればよいのか途方に暮れていましたが、先生を信じて授業を受け、復習を繰り返したことが結果につながったのだと思います。本当に幸運なことに、授業で扱った内容から出題され、自信を持って試験に臨むことができました。杉森先生、本当にありがとうございました!

効果的だった特別セミナーの理論&個人レッスンのフィードバック

  • 1. 自己紹介HY 様(公務員、男性)
  • 合格者体験談
    受験歴

    全国通訳案内士試験、3回目の受験で合格しました。2023年は一次試験で地理を落とし、2024年は二次試験で失敗。今回、三度目の正直でした。

    語学のバックグラウンド

    大学時代に9ヶ月、米国に語学留学。30代半ばに仕事でインドネシアに2年間の駐在。このように語学留学も海外駐在も経験しましたが、英語は苦手意識が抜けず中途半端なまま。コロナ期間中に一念発起、英検1級取得を目指して勉強に集中し、2021年度の試験に合格しました。

    受験のきっかけ

    英検1級に合格しても実践的な英語力が身についたとは感じられませんでした。全国通訳案内士試験は、英検1級が科目(一次筆記の英語)免除資格になります。通訳案内士は英語を仕事に結びつけられるきっかけとなるような資格であり、中年にさしかかって第二の人生で何か新しいことをしてみたい、と考えて受験するに至りました。

    本年度の受験ステータス

    一次筆記の免除科目:地理(前年度合格)、英語(英検1級保有)

  • 2. PEP英語学校との出会い どこで知ったか、受講を決めた理由、等
  • YouTube で通訳の公開授業を拝見したのが最初の出会いです。昨年の受験2年目は、フィリピン人講師の面接対策を受けましたが、専門家ではないため物足りなさを感じました。二次試験本試験でボロボロだったので、今回は最後の望みを託す思いでPEPの対策講座に申し込みました。

  • 3. PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
  • 二次口述特別動画セミナー

    口述試験の全体像を知ることができました。特に通訳試験の取り組み方やマインドセットは、非常に参考になりました。また、過去問の重要性、プレゼンの構成、予想問題などを知ることができて、学習を進める上で助けになりました。

    PEP動画ホーダイ

    通訳問題について、初めは太刀打ちできないと感じていました。しかし、上記特別セミナーで通訳の取り組み方を学んだ上で「動画ホーダイ」を使って練習した結果、慣れてきました。すると「何とかなりそうだ」と思えるようになりました。プレゼンテーマの学習を進めていくにつれ、通訳問題の際にもプレゼンで覚えた適切な英語表現が口をついて出てくるようになり、プレゼン練習との相乗効果を感じました。メモの取り方も記憶を重視しつつ(通訳聴き)、自分のスタイルを固めていくことができました。

    オンライン個人レッスン(二次口述準備講座)

    口述試験までの約3か月間、週末にプレゼンと通訳の各1コマずつ受講しました。とにかく試験形式に慣れることを意識して臨みました。私が一番効果的だったと思うのは、先生からプレゼンや通訳のフィードバックをもらえることでした。自分が今どのレベルにいるのか、自分のプレゼン・通訳は合格レベルなのかどうかを客観的に教えてもらえるので、これは自信につながりました。また、徐々に時間感覚もつかめるようになりました。とにかく実戦形式に慣れること、そして、自分の実力が合格レベルなのかどうかを知ること、がとても重要です。先生のフィードバックを聞くことにより、自分の弱点を知り、修正することもできます。また、完璧主義を排することもできます。各課題に与えられた時間は限られています。合格基準点すれすれでもよいから「どのレベルであれば合格できるのか」を感覚的に知り、効率的な学習を進めることができました。

    「PEP単語カード」は何度も周しました。英検1級でも出てこないガイド特有の単語を発音記号と共に覚えることができ、通訳にもプレゼンにも大変役立ちました。

    「プレゼン出題トピック索引」も重宝しました。トピックの予想を立てる際に過去の出題実績や似たテーマの出題を確認することができ、助けになりました。

    プレゼン構造図 トピック
  • 4. 二次口述本試験の様子
  • プレゼン

    お題は、「白神山地」「七福神」「お辞儀」でした。どれも私の予想トピックには入っておらず愕然としましたが、気を取り直して「白神山地」を選びました。観光地構成で、世界遺産、その中でも自然遺産、場所、東京からの行き方、深い森、原生林、太古の昔から人々から畏れられていたなどと、薄い内容で膨らまし、そして、当時ニュースで話題になっていた、クマ出没の話題をむりやりくっつけたりして、最後にお勧めして、何とか1分20秒くらいにはなったかと思います(ちょと早く終わってしまった印象でした)。

    質疑は「トレッキングルートがあるのか」「国が指定しているルートなのか」「ガイドと一緒でないといけないのか」など一般的な質問だったため、これは難なく対応できたと思います。

    プレゼンも質疑もとにかく沈黙しないようにしゃべり続けたため、試験後はとても疲れたのを覚えています。

    クマのニュースが天から降ってきて何とかつなぐことができました。普段からNHKワールドやJapan Timesなどでニュースを拾っておくと、いざという時に助けになるかもしれません。

    通訳

    日本の城に関するお題が出ました。落ち着いて、日本語をしっかり聞くことが重要であると特別セミナーで学びましたが、極度の緊張のため思うようには行きませんでした。また、使い慣れたペンを持参しましたが、つるつるのテーブルに置かれたコピー用紙にメモをしようとするとペンが滑って思うようにメモができず、自筆のメモが読めないというありさまでした。このため、冒頭はほとんど内容を創作していたと思います。「やってしまったー」と思い、出来に自信はありませんでした。ただ、お城についてはプレゼンの学習でも「主要なお城」「お城の種類」などは学習していたため、「天守閣」などの単語は問題なく出てきました。判読困難な自筆のメモと薄い記憶をたどりながら、なんとか訳出したという感じでした。

    その後の質疑は、足の不自由な観光客に関する質問でした。「国宝五城にはエレベーターがないので、天守閣には行けないが、展示や庭園を楽しむことができる」などと回答しました。展示の内容なども説明したと記憶しています。このあたりも、プレゼンの勉強の中で勉強したことが活かせたと思います。

    ただ緊張のあまり、ホスピタリティーや笑顔などができていたかは「?」です。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
  • アドバイス

    <プレゼン>
    ‐プレゼントピックは何が出題されるか分かりませんので、とにかく浅く広く、日本事象を理解することが大切だと思います。

    ‐英文を丸暗記しても、それだけで本番で口から英語が出てくるわけではないので、まずは内容を理解し、最低限必要なキーワードや表現を優先して英語で覚えることが必要です。

    ‐プレゼンは日本語でできないものは英語でもできないので、日本語で理解してから英語で練習するようにしました。

    ‐特別セミナーでも話があった、プレゼンの型(イントロ、ボディー、コンクルージョン)はとても重要です。何度も練習して体に覚えさせる必要があります。

    プレゼン構造図 二次口述過去問詳解

    ‐沈黙即アウトですので、内容が浅くてもとにかくしゃべり続けることが超重要です。私の場合も文法やロジックがめちゃくちゃだったと思いますが、ひるむことなく最後までしゃべり続け、無理やり結論に結び付けました。とにかく情熱をもって最後までやりきる覚悟が見られている、と感じました。ガイドには出来栄えはいろいろあるにしても「とりあえずの完成形の商品を期限までにお客にお届けする責任がある」ということは杉森先生も特別セミナーでお話しされていたと記憶しています。これはとても重要だと実感しました。

    ‐プレゼンテーマは、PEPの過去問、市販のテキストやインターネットなどで集めました。

    ‐私の学習戦略は、以下①②を同時並行で進めることでした。

    ①広く浅くとにかく多くの日本事象に目を通す(理解する)

    ②PEPやその他市販本やインターネットなどで出題予想の情報を集めて、上位200個程度を重点的に覚える。

    ただ、実際は計画通りにはできず、ほとんど②しかできなかったと思います。しかも200個程度自分なりのプレゼン資料を作成しましたが、下位100くらいは中途半端でした。やり方は、ChatGPTに、プレゼンの目的、ワード数、構成(三段構成)、単語の難易度(できるだけ平易)等の詳細な諸条件を事前に覚えこませ、あとは任意のトピックを入れるだけで、自分に合ったプレゼンと想定される質疑応答が出てくるように設定しました。出てきたプレゼンの内容をPEPの過去問やその他のテキストで確認し、必要な調整を施し自分なりのプレゼンを一つ一つ作っていきました。この作業の過程で、自分のレベルにあった平易な英語とプリセットされた構成で、テーマについてその内容を理解することができ、また、音読し英語表現も覚えることができるようになったと思います。ただ、これが効率的だったのかどうかは分かりません。ベターな方法があったかもしれません。時間がない中でも試行錯誤して、自分なりのやり方を見つけるしかないと思います。

    <通訳>
    ‐通訳については、「PEP動画ホーダイ」を利用しました。ただ、試験が近づくとプレゼンに時間を取られ、通訳の練習はあまりできませんでした。もっとも、毎週1コマはPEPのオンライン個人レッスンで練習ができましたので、試験直前まで感覚は覚えていました。昨年度も「動画ホーダイ」で練習していたこともあり、だいたいのコツはつかんでいたことも奏功しました。通訳とプレゼンの練習を並行して行うのはしんどくなりますので、通訳は早めに練習を開始して体で覚えるとよいと思います。

    なお「動画ホーダイ」以外に、私も自分で通訳練習もChatGPTに諸条件を覚えこませ、ボイス機能を使って日本語で出題してもらい、わたくしが英語で通訳し、ChatGPTから評価をもらう設定を作りました(ただ、せっかく作っても実際にはあまり使う余裕がありませんでした)。

    <プレゼン後の質疑・通訳後の質疑>
    ‐わたくしの苦手パートでした。だいたい似たような問題(「桜が散った」「タトゥーで温泉に入れない」など)が出るので、過去問の再現を読み込み、イメトレをすることが有効です。私は、オンラインで英会話の先生に観光客になってもらいディマンディングな質問をしてもらって練習をしました。ただ、最後まで苦手意識は抜けませんでした。

    ‐練習の中でも、ホスピタリティーの精神を忘れてはならないと思います。

    <その他>
    ‐どこでも学習ができるように、すべてのテキストや情報は電子化しました。プレゼンもすべてGoogle documentとspreadsheetにまとめ、参考書はPDF化しました。こうすることで通勤時間などを有効に使うことができますし、持ち運ぶ手間が省けますし、検索機能を使えば瞬時に任意の項目に飛ぶことができます。

    今後の抱負

    ‐合格後も様々な研修の案内がありますので、これらも利用しつつ、インバウンド関係で個人事業を立ちあげることです。ガイディングだけでなく、インバウンド向けのワークショップなど幅広く可能性を探っていきたいと考えています。

合格へ導く心強い味方!PEPに出会えてラッキーでした

  • 1. 自己紹介S 様(愛知県在住、女性)
  • 合格者体験談
    受験歴、受験のきっかけ

    新卒で大手旅行会社に入社しましたが、結婚・出産を経て、観光業界からは遠のいた生活をしていました。

    英語に関しては、仕事で使用する機会が多少ありましたが観光業ではありませんでした。子育てが一段落した段階で「もう一度観光に携わる仕事がしたい」と思い、2024年の年明けに全国通訳案内士試験の受験を決めました。

    当初は英語以外の日本史、地理、実務、一般常識を勉強し、その年の一次試験合格を予定していました。しかし、この4科目を合格ラインまでもっていくだけの勉強時間が全く足らず、早い段階で「これは無理だろう」と気づき、2年計画に変更しました。

    下記のように一次試験で受ける科目と、免除となる資格を取れる科目に分けて効率良く勉強できるスケジュールにしました。

    • 2024年8月:一次試験(実務と一般常識)に合格
    • 同年9月:旅行業務取扱管理者試験(日本地理免除資格)に合格
    • 同年11月:日本史検定2級(日本歴史免除資格)に合格
    • 2025年8月:一次試験:英語(TOEIC945で)免除、その他4科目(前年度合格及び各資格試験で)免除
    • 同年12月:二次試験に合格

    2025年度は筆記試験が全科目免除となり、約1年間やることがない状態になりました。そこで、モチベーションを保つために6月に英検1級の受験をしたのですが、そちらは不合格でした。

    その後、そろそろ二次試験の勉強に取り掛かろうとしたのですが、何から手をつけていいか全くわかりませんでした。そこで、合格された方がどのように勉強をし、どんな教材を使ったのか、等をインターネットで調べ、PEP英語学校と杉森先生の存在を知りました。

  • 2. PEP英語学校との出会い
  • まず、YouTubeの合格者インタビューを拝見しました。それからHPで合格体験記を読み受講を決めました。

    あまり情報がない中で、受験され合格された方の体験記はとても説得力があり、すぐに問い合わせをさせていただきました。

    全国通訳案内士試験を熟知している先生だということがわかりましたので、お願いしようと決めました。

  • 3. PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
  • 教材がとても良かったです。過去問や出題傾向がよく研究されているのがわかりました。それから過去に2度出た問題、3度出た問題と、頻出問題がまとまっていたので、勉強時間が限られる中、どのように優先順位をつければ良いかがわかりました。

    よく先生がおっしゃっていたのが「過去問を勉強していれば、3問中1問は知っている課題が出るはず」ということです。過去問を中心に自分で話せるように練習しました。

    プレゼンを全て自分で考えるのは時間的に余裕がなかったので、先生の『モデル・プレゼンテーション』を参考に練習しました。

    教材にCDが付いていたので運転中なども音声を聞くようにし、最後の方は自分の声で録音したりして練習しました。

    ただ、きちんと内容を理解し話せるようにしたつもりでも、私はあがり症なため、先生とのZOOMレッスンで緊張して上手く話せない、ということがよくありました。

    全部で15回(おまけで3回レッスンしていただきましたので計18回)、ZOOMでレッスンしていただきました。本番と同じようにインストラクションから始まり時間を計ってレッスンをしてもらえましたので、あがり症の私にとってとても良い練習になりました。

    レッスンのない時は、サブスクの「PEP動画ホーダイ」を活用し、逐次通訳の練習をしたり、単語を「クイックレスポンス単語テスト(QRT)」で練習したりしました。

    本番では瞬発力が大事なので、単語やフレーズが出てこないのはネックになるなと思いました。このQRTを使っての練習はとても役に立ちました。

    書籍教材と動画ホーダイを活用し自分で勉強⇒ZOOMで本番同様のレッスン、というサイクルが私にはとても良かったと思います。

  • 4. 二次口述本試験の様子
  • 名古屋在住なので会場は大阪を選びました。

    15:30受付開始でしたので、当日は慌てることなく家を出られました。

    受験案内に「電車などの遅延があっても救済措置はありません」とありましたので、2時間程前には到着し、会場の近くのファミレスで昼食を食べ、最後の勉強をしていました。

    受付をしてからも、かなり待ちました。1部屋でその時間帯に試験を受ける人が4人います。1人当たり移動なども含めて15分で試験を行っており、4番目になると待ち時間は最も長くなります。

    待っている間は勉強をしてもよいので、ずっと最後の確認をしていました。

    自分の番になって他の受験者と共に上の階に上がり、試験室の前に案内され、部屋の前に用意された椅子に座りました。すると、すぐに中から日本人の女性試験官がドアを開け「Please come in.」と言って中に戻っていったので、私も荷物を持って中に入りました。

    外国人の試験官は男性で、フレンドリーな印象でした。

    室内には荷物を置く椅子が用意されていて、「そこに荷物を置いて隣の椅子に座って下さい」と言われました。

    テーブルの上には紙と鉛筆が置いてありましたが、書き慣れた鉛筆の方がよいと思い、すぐに自分の鉛筆をテーブルに出し準備しました。

    日本人の試験官は淡々とした感じで試験の案内を日本語で読み始めました。私はそれを自分の中で確認しながら聞きました。

    やがて日本人の試験官が「Please tell us your name, birthday, and the city you are currently living in.」と言って、試験が始まりました。

    最初に外国人の試験官が、プレゼンのお題の書いた紙を裏返しにしてテーブルの上に置きました。この紙が薄く、反対側に書かれている選択肢が透けて見えました。

    そのうち1つが「根付」でした。これは準備していた内容だったので「これにしよう」と決めました。日本人の試験官が試験方法の説明をしている間にも、少しプレゼンの構成を考えました。

    プレゼンが終わると外国人の試験官から「You talked about the museum, but where can I buy a Netsuke?」と質問され、咄嗟に「Actually, you can buy some Netsuke at the museum.」と嘘の情報を言ってしまいました。

    どこかの美術館の情報と混じってしまったようです。緊張で少しパニック状態だったのかもしれません。

    試験官が「買えるの?」と不思議そうな顔で訊いてきましたが、「買えますよ」などと答えてしまいました。

    それから「安くていいんだけど根付を買うならいくらぐらい用意したらいい?」と聞かれ「10,000円ぐらいかと思います」と答えてしまいました。後で調べると安いものは1,000円ぐらいで買えるようです。「手が込んでいる物なので」などと言ってしまいました。

    モデルプレゼン モデルプレゼン モデルプレゼン モデルプレゼン モデルプレゼン

    プレゼンが終わり、逐次通訳は回転ずしについてでした。

    「回転ずしは、寿司が店の中を回るベルトコンベヤーに乗っています。従来のすし店よりも比較的安価で大変人気があります。会計は客が取った皿の数で決まります。客は実際に寿司を見てから取ることができるため、外国人にも人気です。」

    こんな内容だったかと思います。

    通訳が終わるとシチュエーションの書かれた紙が渡され、「内容を読んで、試験官を観光客と見立てて30秒以内に会話を始めて下さい」と言われました。

    内容は「小学生の子供を含むご家族が回転ずしに行ってみたいが、システムがよくわからないため不安に思っている。回転ずしについて説明してください」のような感じだったと思います。

    こちらから話しかけるべきなのか、それとも試験委員が話すのを待てばいいのかわからなかったのですが、30秒経ちそうだったので「So you would like to go to Kaiten-zushi restaurant?」と始めると「Yes!」と試験官が返してきました。

    「システムがわからずご不安だとのことですが、どうぞご心配なさらずに」と始めました。

    それから、回転ずしは比較的安いこと、好きな皿をとればいいこと、いろんなネタがあって楽しいこと、そして、今はタブレットでオーダーできるところが多いので心配することはほとんどない、といったことを話しました。

    試験官は「ありがとう」と言って、更に「あなたの近くの回転寿司屋でおすすめを2つ紹介してください。理由も教えてください」と言われました。私は「かっぱ寿司とはま寿司という寿司チェーンです。かっぱ寿司はタブレットでオーダーすると、新幹線のようなトレイで席まで直接オーダーを届けてくれて、とても楽しいです。お子さんがいらっしゃいますよね?」と言いました。

    試験官は「そう。子供がいる」と言うので、私は「お子さんも喜んでくれると思います」と続けました。そしてさらに「はま寿司はネタの種類が豊富でとても良いです。従来の寿司屋にはないような、ハンバーグ寿司とかコーンマヨネーズとかあって良いです」と言いました。

    その後、時間がまだあったからなのか、「あなたの住んでいるところでおすすめの観光地を2つ、理由も教えてください」と言われました。意外な質問だったので「私の住んでいるところですか?」と確認しました。そうすると、「そう」と言うので、「名古屋で有名な名古屋城と、みそかつが食べられる店です」と答え、その2つの説明をしました。

    試験官が「Thank you. I have no more questions.」と言い試験が終わりました。

  • 5. 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
  • 全国通訳案内士の試験はあまり情報がなく、勉強の仕方や教材がわからない方もいらっしゃると思います。

    私の場合はPEPに出会って、杉森先生が合格まで導いてくださいましたので、大変ラッキーだったと思っています。

    来年度以降受験される方も、心強い味方と共に合格されることを願っております。